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経営者の父から学んだ『新しい技術』に前向きであるメリット
「静かな退職」
この言葉を聞いたことはあるでしょうか?
今、とても問題視されている考えです。最近読んだこの記事は、とても考えさせられる内容です。
特に要注目なのはこの部分↓
会社も働かない中高年を再起動させるために必死だが、中には尻を叩く側の管理職からも働く意欲が減速しているという話も聞く。
建設関連会社の人事担当者は「当社でも文書のペーパレスや業務のデジタル化を推進しているが、以前は若い人が多かった『異動希望』が管理職からも出るようになった。
理由を聞くと『デジタル化についていけないので、違う部署に異動したい』と言う。そんな部署はないと突っぱねたが、新しい技術についていこうという気力を失っている人もいる」と語る。
これを読んで、あなたはどう感じますか?
50歳前後で、前向きに働く意欲や新しい技術についていけなくなり、新しいことに取り組む熱意を失ってしまっている。そんな世代が増えてきているのかもしれません。
新しい技術やトレンドに苦手意識がある管理職や経営トップにもこれは当てはまります。何も、使いこなせなくてもいいのです。しかし、技術やトレンドについていく意思や姿勢は、失ってはいけないと思うのです。
父から学んだ『新しい技術』に前向きであるメリット
私の父は中卒の経営者でした。
多いときには50名ほどの従業員を抱える工場を経営していました。
アナログで、頭の硬い人と思われるかもしれませんが、いつも最新の携帯を持ち、Macが会社と家にあり、最新の家電を使っていました。自分でゲームはやらないのに、何故か最新ゲームも家にあり、その恩恵に預かっていました(笑
なんでこんなに最新のものばかり買うのか?
あるとき質問してみたことがあります。すると、
うちは電気を扱う事業だからな。最新の技術がどうなっているのかの動向に疎くなれば、たちまち乗り遅れる。だから、できるだけ新しい技術や、トレンドに触れるようにしてるんだよ。
ま、新しいモノ好きってのもあるけどな、ワハハ
当時は、新しいモノを買うための口実くらいにしか思っていませんでしたが、今なら父のこの考えが正しいことがわかります。
現在に置き換えると、AI活用やDXについて、関心がなかったり、取り組む姿勢が無い場合、事業を成長させることや若い世代を採用することはどんどん難しくなっていくでしょう。
なぜなら、変化の多い時代に、「この会社、大丈夫?」と会社の将来に不安を抱かせてしまうからです。
この会社は、やり方が古い
同期のあいつは、新しく生産性の高いツールを使い仕事をしている
俺は、私は大丈夫なのか?
そんなふうに感じさせてしまっては、不安に思うのも無理はありません。
もしせっかく採用できた若手社員が定着しなかったり、若手の採用に苦労している場合は、社内の雰囲気が新しいことに対して後ろ向きになっていることが原因かもしれません。
新しいことにアンテナを立てられているか、新しい技術を取り入れることに億劫になっていないか、この機会にぜひチェックしてみてください。
今最も注目されている新しい技術はAIだと思います。
私も手探りで使い続けています。AIに関する記事も書いているので、ぜひこちらもチェックしてみてください!