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母の涙


今日は、共感者講座の中級編がスタートした嬉しい日でした。
講座の途中で、母が部屋に入ってきたようで、一体、どんな事をする講座なのかと聞かれて、大まかに話をした。

母は、「お母さんは、周りの人を気にしたことがあんまりないし、頑固なところがあるのかもしれないね」と話し出した。

心の内側にあるものを、普段のように、丁寧になぞってみた。
頑固さ、負けず嫌い、ハングリー精神……色んな言葉が語られて言った。

すると突然、母自身が、自分の内側に繋がったのが、目に見えてわかった。ハッとした表情に、目にはうっすら涙が溢れていた。

母の産まれは、戦後。
住まいは、田舎町の部落と呼ばれるような、山間にある。
兄弟は、7人。
下から2番目だ。

戦後ということもあり、かなり貧困な生活だったことは、昔から聞いている。

実はね…

母がゆっくりと語り出す。

先日、幼い頃によく勉強や遊びを、教えてくれた兄の様に慕う人と、何十年ぶりかに、電話で話す機会があったそうだ。

自分の記憶のなかに、大切な存在として残っていたその人は、母にこう言ったそうだ。

「全然、覚えていない」
「隣の○○ちゃんは、よく覚えているけど……」

その言葉に、とっさに母の心に浮かんだのは

「やっぱり、家柄かぁ」
だったそうだ。

生まれて初めて感じるような感覚で、「劣等感」が在った、ということに気づいて、愕然としたと。

だから、お母さんは、強くて優しいんだなぁと、じんわり心が温かかった。

そして
負けず嫌いも、頑固さも、その環境がゆえに、身についたものだったんだねえと、自分に繋がった瞬間だった。

頑張ってきたんだね。
お母さん。
そうならざるを得なかったんだねと、会話をしました。

母は、初めて、私がしている、エンパシーを広めたいんだって気持ちを、心から理解し、いい活動をしてるねと言ってくれました。

「あと少し、お父さんとも仲良くしてね」と言われてしまった🤣🤣🤣

この話は、また今度💐🤍

#日本エンパシー協会
#認定講師

最後まで、読んでくださり、ありがとうございました🎀

      こたま💐

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