二本のウイスキー飲み比べ
週初めの月曜日。
夜食は、お互い忙しかったので外食。
帰りに近くのスーパーで見つけたのが、
キリンディスティラリーの「陸」。
話には聞いていましたが、現物を見たのは初めて。以前好んで飲んでいた「富士山麓」と同じくらいの値段だったので、試しに購入しました。
驚いたのが内容量。
「富士山麓」は700mlだったのに対して、「陸」は500ml。ほぼ2/3の量は、原酒少なさ故なのかな?と思いました。
まずは「陸」から飲んでみました。
アルコール度数は「富士山麓」と同じ50%
ストレートで飲んだ感想は、、、、
うーん、まだ平べったいかな。
棘がある? 若い?
それなりにまとまっているとは思いますが、飲んだ時に喉から鼻に抜ける香りが薄い。
まだこれからなのかなって思いました。
次に「富士山麓」
グラスから香るにおいは、「陸」も良い線いっていかなって思えたのですが、一口飲んで、全く違いました。
口に含んだ時に口内から鼻に抜ける芳醇な香り。喉の奥を通った瞬間得られる甘味。
いや、甘いと言うのは言葉が違うかも知れません。樽香と相まって得られる旨さ。
これだけの物を2000円以下で販売していたのかと思うと、ただただ頭が下がりました。
ストレートで飲み比べた後は、同じ量の水を入れた水割りで。
一見ストレートと変わらないと思われますが、味が激変!
というか、さらに「富士山麓」の旨みが際だち、済みませんが、「陸」は、ただ薄くなっただけのウイスキーに感じられました。
その後、氷を入れたりして飲み比べたしました。
やっぱり、ウイスキー本来の味は、ストレートが一番分かると思います(あくまで個人的な感想です)
今回使用したグラスは、テイスティンググラスではなく、リーデルグラスを使いました。
まぁ、専用のグラスが無かったからなのですが、香りを感じるには良かったと思います。
最後に一つ。
けっして「陸」が悪いわけではありません。
まだまだ若く、これからの成長が楽しみな国産ウイスキーとして、エールを送りたいのです。
私の親友が、だいぶ前にイチローズモルトのウイスキーを飲んで、若くてトゲトゲしいなと言っていたのを思い出します。
そのウイスキーも今や国産ウイスキーのトップに躍り出る位、美味しい酒になりました。
「富士山麓」の後継?たる「陸」が、これからどう成長していくのか、ある意味楽しみでもあります。
国産ウイスキーに栄光あれ!
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