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指導におけるアフォーダンスを考える💭




今日のテーマは



指導におけるアフォーダンス



について考えてみようと思います




まずアフォーダンスという言葉の意味は



アメリカの心理学者が提唱した言葉なのですが



物が持つ形や色、材質などがその物の使い方の情報を発信している



という考え方で



シンプルにすると



一見自分の意志で動作を起こしているように見えても



外からの環境によって我々は動かされている



というのがアフォーダンスの意味するところです



例えば簡単な例で言うと



歩道や山にできている道もアフォーダンスによって



(道が歩く通路を示すことによって)自分が歩かされている



と言うような状態にあります



自分の意志もそこには勿論ありますが



我々の行動が


外的要因によってもたらされる影響は大きいと考えられます



そして特に子供達の行動は



アフォーダンスによる影響が大きいと感じています



指導におけるアフォーダンスは



練習の組み立て方や考え方によって



良くも悪くも現れてきます



例えば子供達がどのように動くかを考えた上で



練習の導線を組み立てることには



このアフォーダンスの考え方はとても役に立ちます



子供達がそう動くような環境を作ることで



アフォーダンスによって大体想定どうりの動きをするのです




しかし、そのアフォーダンスが裏目に出ることも多々あります



1列2列に並んで練習をする時



前の人が終わってから、半分まで行ってから



次の人がスタートするように伝えても



前の人がスタートすると大体子供たちは



そのこと(半分まで行ってからスタートする)を忘れており



次の人がすぐに出発してしまいます



これはその子たちが単に話を聞いていないのではなく



アフォーダンスが顕著に働き



前の人が出発するから自分もスタートしよう



それが連鎖的に起きてしまい



前の人が失敗してもスタートしてしまうことが起こってしまいました



これがアフォーダンスが逆に働いてしまった例です😉



そのため練習メニューを組む際は



子供達はアフォーダンスの影響が大きく働く



と言う事を頭におきながら



子供達目線でメニューの構成や導線を考える必要性を



指導する中で最近学びました🏃‍♂️



うまくこの心理的な側面も加味しながら指導に努めていきたいです😌








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