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krewDataでアンケート集計を自動化してみた
秋めいてきましたね!こたけです🍁
先日、ちょっとしたアンケートを行う機会がありました。
今まではアンケートと言えばExcelでの集計が定番でしたが、今回はkintoneとkrewDataで自動化に挑戦してみました!
さらっと自動化、と書きましたが、完成までには紆余曲折ありまして…
端折って説明すると、以下のような画像になります!
どうしてこうなったのか、解説していきたいと思います✍
1.アンケートアプリの構成
今回は2つのkintoneアプリを連携させてます。
①アンケート回答アプリ
設問ごとに選択肢があり、それぞれ回答をしてもらい、1人1レコードにまとめるアプリです。
このアプリは他のメンバーが構築してます。トヨクモさん製品を使って、個人の専用ページで回答&締め切りまでは再回答可能、開始時や締め切り前のリマインドもメールで一斉送信…と素敵な感じになってました✨
②アンケート集計アプリ
こちらは1レコード1部署、その部署の回答をまとめて見れるように集計してます。(画像はテストデータです)
2.krewDataを作ってみた
私のミッションは「【①アンケート回答アプリ】に1人1回答で集まっているレコードを、部署ごとに設問ごとの回答数でまとめたレコードに変換して【②アンケート集計アプリ】にまとめる」でした。
そんな感じのちょっと複雑なデータ変換をできるようにしてくれたのが、グレープシティさんが出しているプラグイン、krewDataです!
こちらはkintoneのアプリのデータを加工したり集計したりできて、さらに定期バッジ処理もできる心強い存在です✨
自由度も高くてとっても便利!便利なのですが……
自由度が高すぎて、初心者がまっさらな状態から使いこなすのはちょっと難しいです💦(私はお恥ずかしながら特に数字に弱い…)
そんなまっさらな状態の初心者が作ったフローがこちら。
こちら「集合住宅みたい」「ジャンボ機の座席表みたいですね」とお声を頂くくらい、なんだか壮大なフローとなってしまいました💦
やっていることは単純で、「設問ごとの回答をフィルターで絞り込む→「部署ID」でグループ化する→集計アプリのフィールドに書き込む」の繰り返しを設問数×選択肢分ひたすら繰り返しております。(krewDataはコピーができるのである程度楽でしたが、200本くらい作りました…)
もちろん、このフローでも望んでいるデータは集計できますが
・項目数が多いので、マッピングミスが起きやすい
・データの集計に時間がかかる(15分ほど)
・コマンドが多くて重くなるので、複数ファイルに分割して保存
と、なんだかイケてない構成になっていました😞
3.krewDataを直してみた
絶対もっといい集計方法があるはず…!という強い思いをもとに他の方法を模索してみました🔥
krewDataのサポートさんに問い合わせたり、とても有難いことにTwitterでヒントとなるお声がけをいただいたりしまして、こんな感じの新しいフローを書くことができました!(ご協力ありがとうございました!)
今度は大縄跳びみたいになってしまいましたが(笑)
200以上あったコマンド(青四角の部分)も、約80に減り、とてもスッキリしました!
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左からふんわり解説しますと
①設問ごとに「部署ID」と「設問No」でグループ化して、選択肢ごとの集計個数を導きます
②行列変換で、行を「部署ID」列を「選択肢」に変換します。
↑これで選択肢ごとの回答数が出るので、それを設問数分作ります
③その後、全てのデータをレコードとして結合します(なわとびになります)
④そのままだと、設問ごとにレコードがバラバラになっているので、もう一度「部署ID」でグループ化して、集計データの完成です!
実行ボタンをポチっとして「成功」の緑帯が出てくる瞬間、大好きです♪
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結果としては最初のフローと同じ結果が出るのですが
・入力項目が少ないので誤操作、誤マッピングが減る
・データ集計が短くなる(2分未満)
・コマンド数が少ないので、1つのファイルに保存できる
・作成も後からの修正も簡単
と、と~~~ってもスッキリしました!
画像で表すとこのくらいスリムになりました✨
この2つ、同じデータが出てきます。krewData、奥が深い…
ちなみにこの後、「別のグループ分けでまとめたデータも欲しいな~」と追加の要望も入ったのですが、フローをスッキリさせておいたおかげでサクッと対応ができました☺
もちろん、集計後のデータはkintoneのグラフ機能ですぐにグラフ化できるので、資料作成もスピーディ!
今回は一度きりの集計なのでバッジ処理は使いませんでしたが、krewDataは日時指定の実行もできるので、アンケート締め切り後、寝てるだけで翌朝には集計結果が出ている…なんて素敵な使い方もできます💕
4.krewDataを学ぶには
このように使いこなすにはちょっと経験がいるkrewData(※個人の感想です。Excelや他ツールでバリバリデータ集計こなしている!という方は特段苦労しないと思います^^)
公式サイトで基本の操作が学べるkrewDataドリルを公開されてます!
活用応援サポートのまとめや、有料のハンズオン講習会もある様子なので、自分に合った方法で学ぶことができそうです^^
※ハンズオン講習会(クラウドユニバーシティ)の体験レポートをいつもわんちゃんが可愛いコンノさんが書いていたので、気になる方はぜひ!
ちなみに私はあまりにも数字に弱かったので、おじいちゃんが読むようなExcel教本を読むところからスタートしております…関数を学んでいます…
ぜひ皆さまもkrewData使ってみてください&ノウハウをシェアできると嬉しいです(^^♪
お付き合いいただきありがとうございました!