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suffering stateからbeautiful stateにシフトする方法

インドの聖者からの教え その5

前々回のその3で、意識には苦しみのある意識(suffering state)と苦しみのない意識(beautiful state)の2つがあり、苦しみのある意識から苦しみのない意識にシフトをすることで、意識のレベルをあげていき、ひいては運命を好転させることに繋がることをお伝えした。

それでは、どういう風にすれば、suffering stateからbeautiful stateにシフトできるのだろうか?
それには、自分の心の中をみる内観が大切。

行動を起こす前に、まず、今この瞬間、beautiful stateなのか、suffering stateなのかを確認する。

そこにネガティブな意識を発見したら、その気づきを深める。
どうしてそういう感情が沸いたのか深掘る。答えがでたら、それは何故か?その答えがでたら、更に何故か?と深堀っていき、自分の中で最も問題になっているセンターピンを探し当てる。

センターピンが見つかると、ボーリングのように他の問題も解消しやすくなる。

その際に大切なことは、ネガティブな要素が見つかっても、攻撃したり、否定したり、判断したりせず、静観すること。
静観することで、客観的に状況が把握できる。
それを繰り返しているうちに、苦しみの意識がフェードアウトしていく。

私の場合のセンターピンは自己承認欲求だった。
セッションで内観していただいた際に、「私は愛を望んではいけない人だ」と潜在意識の中で思っていたことが判明。それを深掘っていくと、愛されたい、理解してもらいたい、認めてもらいたいという気持ちの裏返し。

「愛されたい」というこのような自我への執着は自我の渇望と言われていて、人生に強い影響を与えるそうだ。
顕在意識の上ではとっくに卒業したつもりでいた自己承認欲求が心の奥底に潜んでいて、今だに自分に影響を与え続けていたとは衝撃だった。

このような場合は、瞑想の中で「私は愛を望んではいけない人だ」と思い込んだ幼少期の自分を癒し、自我への執着を手放す意識を持つことが大事になる。

内側の旅は面白く、興味が尽きない。



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