執着について ①
インドの聖者からの教え その7
意識のレベル、stateを高いレベルに引き上げていくためは、執着からの解放というのは必須条件になる。
〈執着から解放された方がいい理由〉
執着があると、ダムのように、人生の流れをせき止めるようなエネルギーが働く。
執着がある箇所に対してうまくいかないようになっている。なので、執着から解放されると、うまくいくようになる。
例えば、恋愛で執着があるほどうまくいかないし、お金に執着があるほどお金でトラブルをおこす。
〈執着が生まれるメカニズム〉
執着が生まれる2つのパターン
①快から生まれる執着
➁不快から生まれる執着
①快から生まれる執着
例えば、
・おいしいコーヒーを飲んでから商談に臨む習慣がある人が、コーヒーを切らしてしまうと、落ち着いて商談に望めなくなる。
・賞賛されることに対する快の感覚への執着
➁不快から生まれる執着
例えば
・いじめられたくないという不快な体験による強さへの執着
メンタルフォーメーション
快や不快から執着が生まれることにより、自分の中でおかしな精神構造を作り上げていってしまうこと。
多くの人が作り上げているこの無自覚なメンタルフォーメーションは人生にオートで影響を与えている。
執着というのは100%裏側に苦しみがあり、suffering state。
執着が強く働くとき、人はsuffering stateに引きずり込まれてしまう。
だからこの執着から解放されていったほうがよい。
〈執着になっているのかどうかを見分けるポイント〉
・執着があるとき
落ち着かなくてソワソワする。
裏側にストレスや苦しみが隠れている。
・執着がないとき
余裕があって落ち着きがある。
このことで、執着になっているかどうかを自分で判断できる
この執着には大きく分けて3つのカテゴリーがある。
次回はこの3つのカテゴリーについて、みていこう。