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『怪物の木こり』考察:映えないサイコパスの陳腐さ/ネタバレなし感想

映画『怪物の木こり』…。私にはぜんぜん刺さらなかった。
ストーリーがつまらないというより、サイコパスの演出が面白みを削ぎ落としていたと思う。理由を述べていく。


全員サイコパスだと面白くない

サイコパスである亀梨和也や染谷将太をはじめ、菜々緒や吉川里帆ら登場人物全員がサイコパスっぽい演技をする。
サイコパスを当てよ!だれがサイコパスかわからねえぞ!って仕掛け
ただこの仕掛けが致命的なつまらなさに繋がる
全員サイコパスっぽい演技をするから、誰にも感情移入できないのだ。

本物のサイコパスは映画映えしない…

脳科学者の中野信子さんがサイコパスはこういうもの!という監修をしたそうだ。だからみんな本物のサイコパスに近い演技なのだろう。
しかし感情がのっぺりしているので画面に映えない。『羊たちの沈黙』のレクター博士や『セブン』のジョン・ドゥみたいなキャッチーな悪役とは全然違う。
『怪物の木こり』からは本物のサイコパスは映画映えしないことを学んだ
(ストーリーの解説はコチラの記事へ↓)


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