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韓国ドラマ『終末のフール』賛否あるラスト結末について考える,ネタバレあり
Netflixの韓国ドラマ『終末のフール』の全12話(長かった)を完走!
伊坂幸太郎の原作小説をもとに、舞台を韓国に移したオリジナルドラマ。
あらすじは、惑星が地球に直撃…。残りあと200日をどう過ごすか?というもの…。
個人的には好きだったが、ラストは賛否分かれている。
まさかの終末モノ×日常系
主人公のセギョン(アン・ウンジン)は、混乱する世の中で、せめて自分の生徒(学校はないけど)の安全は守りたいと考える。
てっきりセギョンが自警団になる話かと思いきや、それがメインではなく、雰囲気は日常系。
200日後に全員死亡がほぼ確定している中でどう生きるかが問われるの。
登場人物全員が達観しているため、終末モノの設定だけど日常生活を送っている感じの作品。
終末だからパニック!ではなく、終末だからこそのちょっと違う日常を描いた深い作品だ。この時点で好みが大きく分かれるだろう。
(↓全話の解説はこちら↓)
ラスト結末の意味
ラストは主人公・セギョンが子供たちを人身売買する組織に乗り込んで生死不明。隕石が地球に迫っているのが見える…というバッドエンド。
1時間弱×12話のボリュームなのにモヤっとする結末だった。
ただセギョンに感情移入するなら、みんな死ぬとわかっていても暴力から子供たちの尊厳は守りたいという人間くささがあってすごくいい結末だったと思う。
人間は理屈だけで生きていないとグサッと伝わってくる。
賛否わかれるのはわかるけど、好みの結末だったぜ。