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映画『レベルリッジ』考察ネタバレ,アメリカの警察の腐敗,Rebel Ridgeの意味
Netflix映画『レベルリッジ』を鑑賞。タイトルのRebel Ridgeの意味。日本とアメリカの警察ってぜんぜんシステムが違うな〜と思ったのでその辺を調べて考察してみた。
Rebel Ridgeの意味
(→物語のあらすじネタバレの記事はコチラ←)
Rebelは(権力へ)反抗する、Ridgeは山の頂上や尾根の意味。
よってRebel Ridgeは反逆者の尾根となる。
これは主人公・テリー(アーロン・ピエール)とサマー(アナソフィア・ロブ)が警察組織に反抗するために山の尾根を移動するような危険な行動を実行したことの表現なのだろう。
ネタバレ考察:署長が金品押収で荒稼ぎした理由
バーン署長(ドン・ジョンソン)は部下のエヴァンたちに立場の弱い軽犯罪者たちから金品を押収させていた。これは単に私腹を肥やしたいこともあっただろうが、劇中で言われていたように自治体が機能しなくて運営資金不足だった理由もある。
アメリカでは日本と違って各自治体が独立した警察組織を運営している。2013年に2兆円弱の負債を抱えて財政破綻したデトロイト市の場合は警察官に給料が払えなくなって人員が激減し、治安が悪化したようだ。
バーン署長たちも、自分たちの地域を守っているのだと行為を正当化していた。その正当化に白人至上主義のようなものが加わり、立場の弱い黒人やアジア系から金品を巻き上げ、白人社会を守る構造が出来上がった。単なる差別でなく、もっと根深い問題なのだ。
次のページでは、主人公・テリーが冒頭で聞いていたメタル楽曲が何を意味していたか詳しく考察していく↓↓