映画『忌怪島』ネタバレラスト考察,メタバースの無限ループ,あらすじ解説
『呪怨』や『ミンナのウタ』などJホラーを牽引してきた清水崇監督が、今度は『忌怪島/きかいじま』という仮想空間・メタバースホラーを作り上げた(喜界島じゃないよ)!
本作の評価は賛否両論となっているが、ラスト結末にはさまざまな考察ができるので、まとめていく。
※以下、完全ネタバレなので注意。
あらすじ:離島で仮想空間へ
境島(さかいじま/奄美大島)で仮想空間(メタバース)の研究を続けていた井出文子は、被験者・園田哲夫が見ているデータに謎の赤いバグが現れたのを見て、自分も仮想空間へ…。
天才脳科学者・片岡友彦(西畑大吾)は、境島で活動する会社・シンセカイの「VR」研究チームに入る。
シンセカイチームは島全域の映像データを集め、島を丸ごと仮想空間で再現するプロジェクトに取り組んでいた。
現地についた友彦は未央(生駒里奈)たちチームメンバーに会うが、自分を引き抜いたチーフの井出がいない。友彦は井出について衝撃の事実を聞かされる。
友彦は、父・哲夫の遺骨を引き取りに島にきた環(たまき/山本美月)と出会い、ひょんなことからユタ(祈祷師)のところへ。ユタのトキさんは「島には赤い女・イマジョの呪いがある」と語るのだった。
呪いと仮想空間がいまシンクロしようとしていた…。
考察:ラストシーンの謎!
ラスト結末は、片岡と環が呪いの島から抜け出せたと見せかけてイマジョの呪いが解けていないのでは?という結末。
具体的に片岡や環、その他の登場人物がどういう状態だったのかは、仮想空間のテーマや清水崇監督の過去作から解釈することができる。次のページではラストの本当の意味を徹底考察していく↓