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宵宮綾華構築について【原神】【七聖召喚】


はじめに

はじめまして、ノーチラスという名前で活動しています。
3.3から細々と七聖召喚やってました。最近はレート戦や大会参加もしてて結果残せるように頑張ってます。それと今回、note初作成です。強い人たちと比べると内容浅くなってるかもしれません… デッキ制作の参考にしていただけると幸いです。

ⅰ.宵宮綾華とは

宵宮綾華とは七聖召喚が追加された最初のバージョン、3.3で猛威をふるった宵宮の琉金の炎を利用して綾華の溶解でOTKを狙うアグロデッキです。

・3.3では宵宮の元素爆発が2チャージかつ3コストだったこと
・カード数が少なく今ほど環境デッキが多くなかったこと

から、激化デッキと並んでYouTuberなど多くの人に使われていました。しかし、3.4で宵宮の爆発が3チャージ,4コストにナーフされたことにより使用率は激減し、環境から姿を消していました。今回はそんな宵宮綾華が3.8の宵宮アッパー(爆発が3チャージ,3コストに)と環境の変化によってふたたび日の目を浴び始めたので紹介したいと思います。

ⅱ.3.8環境について

まずは、宵宮綾華が株を上げた環境の変化について書きたいと思います。
3.8の環境はデッキの数が多く、バージョンの最終(2023/08/12記事制作時)ではデトエEC,岩一斗,雷電超電導が最上位として評価を受けていました。
また、岩雷電が直前まで流行っており宵宮綾華が得意とする全体的にコントロールデッキ、いわゆる耐久デッキが多かったことも今回の復活の要因の一つだと感じました。

ⅲ.デッキリストと対面相性

デッキリストです。このデッキはほとんどの対面で同じ動きが通ることと3ラウンドOTKなことから防御カードをハスのみにしてダイス系のカードを大量に入れてます。そのおかげでランプが全く出来ないことがほぼ無いのでそこら辺は結構快適。

ほとんどダイス関連のカード

体感の対面相性はこんな感じになります。

有利 デトエEC,岩一斗,ナヒEC
五分 雷電超電導,キャンディスレザー,モンドナヒ
不利 モナクレー

環境デッキで明確に不利なのはモナクレーぐらいです。五分に入ってるデッキは手札の上振れ次第で変わってくるイメージ。ナヒECも五分に入れようか迷いましたが序盤に五デシア,シフト,オズぐらいしてこないと速度は遅いんで有利とさせてもらいました。

ⅳ.各カード採用の理由

博徒のピアス

アグロの基本装備
宵宮綾華は博徒の依存度が結構高い。これがないとOTK狙うのは結構難しいです。

ヴァナラーナ

次ターンに即ランプできることと盤岩との相性の良さからランプ枠として採用。立本と迷いましたがこのデッキは同色の要求ダイスが少なく、ダイス増やしのコスパはヴァナラーナのほうが良かったので今回はこちらに。

ティミー×1

こちらも大体アグロに入ってます。普通に効果が強くて2ラウンド後に発動するのがアグロにマッチするからです。1ラウンド目で来なかったらOTKに発動が間に合わないことから、引いてから使うまでの余裕のある鯨井坊やを優先したかったので泣く泣くピン投に。発動ラグがあるとはいえ効果は強いので今の時点で宵宮綾華から抜けることは多分無いです。

常九

宵宮綾華のほとんどの行動で条件を満たせるのでドローカードとして採用。0コスの疑似仙霊と考えればかなり強い。置き忘れに注意。

鯨井坊や

個人的にティミーの対抗株だと思ってます。基本的にはティミーのほうが強いですが、こちらは次ターン発動なので1,2ラウンドどっちできても3ラウンド目にランプできるので今回は二枚採用。常九とも相性が良くてカード効果にある明確なデメリットはOTK狙いのこのデッキではそこまで影響がないのもグッド。

参量物質変化器,ヴァネッサの物語

この二つは人によってだいぶ違います。どっちか一つ採用が多いイメージ(多分枠の問題)。ヴァネッサも変化器も稲妻共鳴との相性が良く、ヴァネッサは最序盤での動きで大きな役割を果たすので宵宮綾華での重要なランプカード二種になっています。ヴァネッサの役割については動きのところで解説。

盤岩の誓約

OTKの時のランプ枠。ミントがあったらこれだけで行動を一回増やせる。ヴァナラーナとも相性が良くて特に理由がなければ抜くことはないです。迷うなら入れましょう。

氷共鳴二種

言うまでもなく採用。ただ、宵宮爆発だけでもかなり火力が出るので1コス共鳴を使う場面は意外と少なかったり。0コスの方は手札に来たら遅かれ早かれ100%使う。

稲妻共鳴

ここをモンド共鳴に出来たらと何度も思った。ヴァネッサとの合わせが強い。このデッキは要求ダイスこそ少ないですがダイス事故が起きないこともないし、氷共鳴+元素スキル打ちたい場面,申鶴で殴る場面も多々あるのでこのデッキで使える事故ケアカードとしては一番かと思います。抜くことは無い。

シフト交代の時間×1

枠の都合上お任せくださいと迷いましたが、シフトを優先しました。理由としては

・2ラウンド目で宵宮爆発が打てたときにシフトを使えると攻撃と変化器orヴァナラーナが一緒に使えること
・極力綾華が攻撃されたくないのでキャラチェンを多用する場合があること

この二つです。このデッキは最初の1,2,3ラウンドの行動回数がものを言うので前者の理由がかなり大きく感じます。お任せくださいを入れなかった理由については動きの解説で触れます。

権謀術数

常九はこのデッキに噛み合いまくってるのでもう一つのドローカードを何にするかですが今回は心海にしました。このデッキで他に候補に挙がるドローカードと言えば仙霊です。今回、仙霊ではなく心海を選んだ理由は

・デッキコンセプト上、一ラウンド目にダイスが余らないこと
・心海は即効性があるのでOTKのラウンドでヴァネッサや博徒、ミントを持ってきたときに嬉しいこと

この二つです。1ラウンド目はダイスが余らず、2ラウンド目は大体二回行動or一回行動+ランプになってるのでかなり仙霊が使いにくくなっています。ドローカードを常九と仙霊でラグあり同士にするのが怖かったのもあり、心海を二枚目のドローカードとして採用しました。

俺様はまだ負けちゃいねぇ!

最強カード、反撃の目を作れる。が、このデッキはコントロール対面を想定していて速度が速いことやうまい人はケアをしてくることから発動条件を満たせないことが結構多いです。最近は公開性のレートや大会が多いので使いにくいけど入れなきゃならないカードになっちゃってる。綾華も申鶴も単品火力が強いタイプの爆発じゃないのも気になる。

ハスの花パイ

唯一の防御カードとして採用。ポテトも候補に挙がりますがOTK狙いで速度が速いことからポテトが得意とする設置物と末路がそこまで怖くないのでハスのほうがこのデッキにおいて評価が高いです。防御カードが少ないのも速度の関係。

北欧のスモークチキン,ミントの獣肉巻き

宵宮綾華が出たときから入ってるので採用理由については省略してそれぞれの採用枚数の話をします。両方とも通常のコストを減らすカードですが通常の振る回数によってどちらのほうがお得かが決まります。

一回行動→スモチキ
二回行動→同じ
三回行動→ミント

とこんな感じで回数が増えるほどミントがお得になります。このデッキではミント後はほとんど二回行動するのでミントを二枚、スモチキを一枚にしています。

ⅴ.動き方について

このデッキの目標は3ラウンド目OTKとなっています。なので3ラウンド目までの大まかな動きについて解説します。

マリガン

最優先で残すカードはミント,スモチキ,ヴァネッサ,0コス氷共鳴になります。というのもこれらのカードは即ダイスを増やすことができ、宵宮が1ラウンド目で3チャージ貯めることができるからです。また、余ってもOTKのラウンドで使えるので残す価値はとても高いです。
次点で常九,ティミーになります。理由はどちらも発動までにラグがあるからです。
それ以外は序盤で来る理由が特にないカードになります。ほとんど2ラウンド目にしか使えないカードは鯨井坊やと変化器とヴァナラーナなので多少は優先度高いかも。博徒は無いときついんで他の最優先カードとは別の理由で最優先です。

1ラウンド目

宵宮通常×3
マリガンのところに書いた最優先カードで宵宮通常3回します。30枚のうち7枚(93%の確率で1枚来る)でこの動きができるので滅多にないですが、これらのカードが来なかった場合は付着避けを兼ねた申鶴スキルを打ちにいったり割り切って2ラウンド目で3回目の通常を振る感じになります。モナクレー対面じゃないかつ、先行ならクイックか下手な共鳴がない限り宵宮が爆発前に落とされることは無いです。後攻なら元素反応と共鳴の有無次第で落とされるので必要によって申鶴チェンジで宵宮を守りましょう。この動きはほとんどアドリブかつモナクレーも今はそこまで使われていない印象なので今回は省略させていただきます。

2ラウンド目

宵宮爆発→申鶴スキルor全ランプ
ここは完全に手札とダイス次第です。変化器かヴァナラーナがある場合はランプ優勢,それ以外なら申鶴スキルになります。2ラウンド目の注意点としては宵宮と綾華のどちらかが3ラウンドめまで生き残るように立ち回ることです。ここでどちらも落とされてしまうと綾華の通常が氷に染まらなくなり要求ダイスが厳しくなったり、ミントなどが使えなくなりOTKが厳しくなります。ハスが手札にあるならここらへんが使いどころになります。

3ラウンド目

綾華で殴れるだけ殴る
前述の2ラウンド目のランプ,博徒,ミントによる大量のダイスで綾華で攻撃します。相手が高火力爆発が溜まってる状態などでチェンジ後に綾華が落とされそうな場合は先に申鶴スキルや宵宮スキルを挟んで相手にダイスを使わせると強いです。シフト採用理由で触れましたが、お任せくださいを使うとしたら大体このラウンドで(理想の動きの場合)綾華チェンジで奇襲ぐらいですが

・申鶴スキルがバフを撒ける上に綾華通常とダメージが変わらないこと
・結局綾華でOTKするのが目標なのでクイックが欲しい場面が少ない(後手に回りたい)

とあまり必要性を感じませんでした。とはいえ枠があれば入れておきたいカードではあります。

最後に

どうでしたか?
個人的にはマリガン最優先カードが序盤と終盤どちらでも活かせたり安定して2ラウンド目頭に宵宮爆発が打てたりと結構面白いリストに仕上がったんじゃないかなと思います。
今回、言語化することで自分がこうやって採用したんだと考えさせられたり、このカードはいらないかもなと改めて認識することが多く、良い体験になりました。余談ですがこのデッキで第四回全力召喚杯のベスト8までいけました。ベスト4はリーサルを逃してしまったのでいけず、詰めの甘さを感じさせられました。4.0でも七七やアルベドが追加され、コントロール環境はまだまだ続くと思うので宵宮綾華も引き続き研究していきたいと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。


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