意識高い系じゃない、君たちが意識低い系なのだ。

大学の選択式の授業をとっていたり、コツコツ勉強していたりすると、必ず言われる言葉。「君って意識高いね」。

ぼくはそうは思わない。君たちが意識低い系なのだ、そう思っている。きっと彼らは生活費や学費、仕送りがあって当たり前だと思っているのだろう。アルバイトで遊ぶお金を稼ぐ日々で、アルバイトや遊びのために選択式の授業をとらないのかもしれない。

ぼくは奨学金やアルバイトのお金を工面して大学に通っている。そんなぼくみたいな学生は自然と価値観が合うのだろう。いつも選択式の授業をとるメンツは決まっている。別に遊んでいる君たちが羨ましいとは思わないが、君たちは生活費や授業料を自分で稼いだことはないだろうし、きっとその大変さも知らずに社会に出るのだろうと思うと、同じ大学生や社会人を名乗って欲しくはない。

もちろん大学進学も許してもらえなかったり出来るような環境ではない人は世の中にたくさんいることは知っている。それでも許してくれる環境があるのならば、将来のために勉強出来るのならば、ぼくは苦学生になっても大学に入って良かったと思っている。

奨学金と言えども、卒業時に背負ういわば借金である。ぼくは卒業と同時に借金を背負うのだ。奨学金を借りているにも関わらず、年に何度も海外旅行をする人も少なくないが、もっと奨学金の本質を理解した人に貸すべきであると思う。


別に”意識高い系”になりたくてなってるわけでもないし、自分がそうだとも思っていない。君たちが意識低い系であって、ぼくらは、当たり前のことを当たり前にしているだけだ。君たち意識低い系の人々によって勝手に基準が設けられ、ぼくらが意識高い系にまつり上げられるのはおかしい。


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