マンダラート入門。「アイデア出し」から「見せるビジネスモデル」まで
アイデアはあるけどそれを実現することができない……という方、多いのではないでしょうか?
最近アイデア出しについての投稿を中心にしていますが、今回はそんな方のために、アイデアを企画にする方法の一つ、「マンダラート」について解説していこうと思います。
ちなみに、以前アイデアと企画の違いについてはこちらでお話しました。
もしご興味あれば、こちらもご覧ください。
あなたの欲求がアイデアになる。それ以外のことは後で考えればいい
マンダラートとは?
マンダラート(Mandal-Art)とは、曼荼羅(マンダラ)のようにマス目を広げる、アイデア出しなどでも使える方法です。
やり方は簡単。
1.3×3マスを書く
2.中心に「主題」を書く
3.主題に関連する言葉を残りの8マスに書く
4.主題以外の言葉をまた「主題」にして、新たなマンダラをつくる
こんな感じで3×3マスを埋めていきます。
3×3であることを守れば基本的には自由で、例えばマスがすべて埋まっていなくてもいいでしょうし、文字でなくて絵でもいいと思います。
マンダラート×企画
マンダラートはアイデア出しで良く使われる手法です。
3×3という絶妙な数がアイデアを引き出してくれますし、一目で全体が見渡せるため、思わぬ組み合わせを発見できることもあります。
そんなアイデア出しに使えるマンダラートを、「企画を作る」際に使う方法がこちらです。
5W1Hは聞いたことがあるでしょうか?
Who(誰が)、When(いつ)、Where(どこで)、What(何を)、Why(なぜ)、How(どうやって)を考えるといいですよー、というやつです。
これをマンダラートに起こすと、シンプルで使いやすい5W1Hがさらに視覚化されてより強力なものになります。
また、それぞれを主題にしてさらにマンダラートを作ったりと、やりかたは様々ですが、アイデアを実現可能なものにするための思考の整理として、大いに役立つでしょう。
マンダラートで企画を「見せる」
アイデア出しから企画を作る段階まで、マンダラート一つでこなせるわけですが、さらにマンダラートで「見せる」ことまでできるのです。
それについて紹介しているのがこちら。
なんと本の内容をすべて無料で公開してくれてます。驚きです。
この本で紹介しているのは、100個のビジネスモデルと、良いビジネスモデルの共通点、そして「ビジネスモデルの見せ方」です。
100個のビジネスモデルを3×3でシンプルにわかりやすく紹介していて、マンダラートの可能性を感じさせてくれます。
なんと、このわかりやすい図解を自分で作れるキットまで無料公開しているので、ぜひご活用ください。
ということで、今回は
アイデア→企画→見せる
までマンダラート一つでこなせることをご紹介しました。
アイデアや企画は、それを生み出す手法を知っているだけで大きな武器になりますから、もっといろいろな方法を知りたい! という方は、アイデア出しの方法をいくつかまとめた以下の記事をご覧ください。
また、マンダラートに似た手法で、アイデア出しから自分の知識をまとめることなど、様々なことに使える「マインドマップ」については、以下の投稿で解説しているので、もしよろしければご覧ください。
さらにさらに、もっと詳しく知りたいという方は、参考文献にあげた本をどうぞご覧ください。
参考文献
ps
インターネットのおかげで、少ない投資で自分の企画を試しやすい環境になったので、アイデアがあるのならどんどんチャレンジすることが大事だと思います。