綱渡り

リスクをとれば成功できるのか?

挑戦にはリスクがつきものです。

企業をするのにも、転職をするのにも、同じ仕事をずっと続けることもある意味でリスクがあります。

では、リスクをとればそれだけリターンが大きくなるのでしょうか?

例えばギャンブルだったら、低い確率のものにかけた方がリターンが大きいでしょうけど、現実はそう単純ではありません。

今回はそんな「リスク」についての話をしていきたいと思います。

リスクは本当に必要なのか?

名だたる成功者は、やはりその代償に大きなリスクをとっているのではと考えている人も多いかと思います。

例えば何億円も借りたりとか、仕事も家族もすべて投げ捨てて企業をするとか。

しかし、実際はそうではありません

例えば、Googleの創業者であるラリー・ペイジとセルゲイ・プリンは、学業を続けながらGoogleを立ち上げました。むしろ大学院を途中でやめることを不安に思い、Googleを売ろうとしたくらいでした。

かの有名なビル・ゲイツは、学生を続けながらソフトウェア開発をして販売し、そして仕事に専念しようというときにも、大学を辞めるのではなく休学し、失敗したときのために備えていました。

このように成功している人こそむしろ大きなリスクをとらずに、失敗に備えたうえで、活動を行っていたのです。

このことは研究によっても示されていて、本業を続けながら企業をした人の方が、やめた人よりも、失敗の確率が33パーセントも低かったそうです。

リスクをとればいい、というわけではない理由

ではなぜリスクを取る人よりも、リスクを避ける人の方が成功するのでしょうか。

そもそも、成功をした人たちの話を聞くと、その輝かしい経歴などから順風満帆にいったのではないかと想像してしまいますが、ほとんどの場合がそうではありません。

むしろたくさんの失敗を重ね、そのうえでやっとうまくいったということの方が多いです。

ですので、もし挑戦するごとに大きなリスクをとってしまったら、挑戦を継続することができず、失敗を積み重ねたその先の成功まで手が届かなくなってしまうのです。

例えば、トーマス・エジソンはこのように言っています。

私は失敗したことがない。
ただ、1万通りの、うまく行かない方法を見つけただけだ

リスクをできるだけとらずに挑戦し続ければ、いずれは成功できる。そう思えば、失敗さえも成長に変えられるわけですね。

そのようなマインドの話は以前しているので、もしよかったらこちらの投稿もどうぞ。

やる気を上げて前進するための3つのステップ

リスクとの向き合い方

リスクはできるだけ軽減させ、挑戦を続けることこそが、成功の秘訣であることは、多くの成功者が証明しています。

しかし、多くの人が「挑戦をしない」という大きなリスクを背負っています。

例えば、株の知識がない人でも、1社の株だけを持っていることはリスクになりそうだとわかるのに、それを人生の中でもかなり大きな割合をしめる仕事でやってしまうのはかなり危険なことです。

それでもそういったことをしてしまうのにはいろいろな理由がありますが、その一つが「現状維持バイアス」です。

人は、新しいことより、安全であることを知っていてリスクが少なそうな現状を大きく評価してしまいます。

だからといって大きなリスクをとりに新しいことにどんどんチャレンジするべきかというとそうではなく、結局はバランスが大事なわけです。

変化がより激しくなっていくこれからの時代に備えるために、今のうちに小さなリスクで挑戦を重ねてていきましょう。

参考文献

ps

このブログや、現在頑張っているプログラミングも、リスクを最小限にした私の挑戦です。

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