マインドマップで頭の中を可視化する
今日はアイデア出しに困ったときや、頭の中を整理したり、何かをまとめたりしたいときに使える「マインドマップ」のご紹介です。
マインドマップって?
”マインドマップは、1つの中心的なテーマを軸に、さまざまなアイデアや要素をその関係性とともにグラフィック表現したものです”
ー『デザイン思考の教科書』より
ということなのですが、百聞は一見に如かずだと思うので、以前投稿した「ピーターの法則」についてのアイデア出しの際に用いたものがこちらです。
「出世」という「テーマ」から枝がどんどん伸びていってます。
やり方は簡単。以下のようなステップで進めていきます。
1.中央にテーマを書き丸で囲みます
2.そのテーマから連想されるものを、中央から外側に伸びるように書き足し、テーマと線でつなぎます
3.書き足したものについて考え、さらに中心から広がるように書き足し、線でつないでいきます。関係しそうなものは自由に線でつなぎます
4.作成したマインドマップを見て、関連性や解決策など、アイデアを探ります。必要に応じてマインドマップの形や構成をなおします。
つまり、どんどん枝を増やして、つないでいけばいいわけです。
こうすると全体を俯瞰して見ることができ、まさに頭の中を書き出したような状態になります。
ですので、他人が見てもあまりつながりがないように感じるかもしれませんが、とりあえずはそれで大丈夫です。まずは思うがままに書くことが大事。
それでもし他人に見せたり、マインドマップがごちゃごちゃしてきてわかりづらくなってきたら、マインドマップを書き直して整理してみましょう。
マインドマップの利用法
マインドマップはいろいろな使い方ができるので、その一部をご紹介します。
1.アイデア出し
2.知識の整理
3.読書
4.会議
1.アイデア出し
先ほどあげた例はまさにアイデア出し。どんなことをブログで書こうかと悩んだときに書いたりしています。マインドマップを広げているうちに思わぬつながりを見つけて、それでアイデアが出てくることもしばしば。
2.知識の整理
例えばこんな感じで、読んだ本の内容や、調べたものをマインドマップにしたりするのも良いでしょう。
(この本は『1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365』です)
手書きでも結構ですが、知識の整理にはアプリを使うのもいいと思います。
ちなみに私が使っているアプリはこちらです。
3.読書
読んだ本の内容を網羅的に書き写すのも悪くはありませんが、それだと大事な部分がわかりづらくなってしまうことがあります。
ですので私は、1冊の本を約1時間で「3×3」の9つだけ情報を書き出すようにしています。
こうすることで、「9つを抜き出す」という目標ができて、集中して本を読むことができるようになります。この読み方は速読をするときだけ使っています。速読についてはもしよろしければこちらの投稿も。
4.会議
箇条書きにしてホワイトボードなどに書くのもいいですが、このようにマインドマップにすることで、視覚的に関連性が見えてきます。
ですので、アイデア出しが目的であれば、複数人でもマインドマップは有効でしょう。
マインドマップにはこんな効果も
人はばらばらな情報よりも、塊になっているものの方が記憶に残りやすくなります。
例えば、「039874627」という数字も039-874-627と塊にして分けた方が格段に覚えやすくなります。
このように「意味のある塊」にすることを「チャンク化」と言うのですが、マインドマップにはこのチャンク化を促す効果もあります。
なにか覚えたいことがれば、一度マインドマップにして、一目で塊が意識できるようにすると、覚えやすくなると思います。
チャンク化についてくわしくはこちらを→「チャンク化で天才に近づこう」
このように、様々なことに使えるマインドマップ。ぜひ使ってみてください。
参考文献:デザイン思考の教科書 欧州トップスクールが教えるイノベーションの技術
ps
マインドマップを使うようになってから勉強の質が格段に上がりました。