悪い印象を与えてしまう自己表現上のミス4選
例えば仕事をしている中で、あの人嫌な人だなぁと思う人とも付き合わないといけないことってありますよね。
そういう人とわざわざ長く付き合っていく必要はないと思いますが、単発的にそういう人と巡り会ってしまうのは仕方のないことです。
しかし、もし自分がそんな風に思われていたら……嫌な人だと思われていたら、もちろん良い人間関係はなかなか作れません。
これを避けるためにはまずどういう行動が他人から嫌われるかを知っておくことが大事です。
ということで、今回は悪い印象を与えてしまう自己表現上のミスを、参考文献から4つご紹介します。
バックハンドコンプリメント
コンプリメントとは褒め言葉の事です。
それにバックハンドがつくと、「見え透いたお世辞」という感じになります。
例えば一緒にカラオケに行ったとき、歌にはそんなに自信がないのに「すごーい、プロみたい!」とか言われたら、むしろ嫌みな感じに聞こえますよね。
それが冗談で、相手にもそれがわかるような関係だったらいいですが、そうでなかったらかえって相手に悪い印象を与えてしまいます。
ハンブルブラッキング
これは、謙遜に見せかけた自慢です。
例えば、完璧な仕事を褒めらたのに「いやいや、でもあのとき寝不足でなかなか集中できなかったんですよね」と言っていたら、じゃあそんなあなたより仕事ができない私はなんなんだ……と思いたくなりますよね。
褒められたら素直にそれを受け取った方が印象はいいです。
また、自慢をするなら他人と比較するのではなく、過去の自分と比べると印象が良くなります。
「全然勉強できなかったけど、毎日何時間も勉強して、やっと第一志望の大学に入れたんだ」と言われたら、よく頑張ったねと言ってあげたくなりますよね。
ヒポクラシー
これは偽善とか、言っていることとやっていることが違うような状態です。
例えば、環境破壊のことを熱烈に語っている人がポイ捨てしていたら、なんとも残念な感じですよね。
他にも、健康に気をつけていると言っておきながらジャンクフードばかり食べているとか、人のためにすることが好きと言っておきながらちょっとした頼まれごとで溜め息をつくとか。
人は一貫していないことに結構敏感なので、こういった矛盾ある言動には気をつけましょう。
ハブリス
これは直訳すると「傲慢」になります。
例えば、たいして仕事もできないのに他人のミスばかり指摘するような人はやはり嫌われてしまいます。
謙虚すぎるのも問題であることは「ハンブルブラッキング」のところで述べましたが、逆に見合っていないほどに自分が能力あるように振る舞い、自慢してしまうのも問題です。
以上の4点は、客観的に見れば典型的な嫌なやつですが、軽度なものであれば知らず知らずのうちにやってしまうものです。
例えば、とりあえず謙遜しておこうと返事をしてハンブルブラッキングのようになっていたり、とりあえず褒めておこうと思いバックハンドコンプリメントになってしまうことはまぁあることだと思います。
もしそういうシチュエーションに出くわしたら、心の中でどれかに当てはまっていないか、たまには考えてみるのもいいかもしれません。
参考文献:人間関係をリセットして自由になる心理学(メンタリストDaiGo)
ps
「ハンブルブラッキング」って響き、ちょっと強そうですよね。