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むかしの映画

小松左京原作の映画「復活の日」。
草刈正雄がボロボロになりながら歩き続けるシーンだけが印象にありましたが、初めて通しで観ました。およそ2時間半。
1980年当時の日本映画としてはリアリティある画面作りだと思います。ジャニス・イアンが歌ったテーマソングと共に記憶に残す昭和の人は多いはず。

パンデミックパニックものでありながら、当時の冷戦体制における軍拡競争への批判が色濃く出ていることが印象に残ります。種の保存と個人の尊厳という究極の選択であったり、最後の最後に追い込まれた時の倫理観も織り込まれ、哲学的な考えをも観るものにおこさせる。

コロナ禍も大きく切り替わる今になって、なんで今更観たのか?
全くそれとは関係なく、まさになんとなく。なんとなく、思い出しただけ。
amazon primeなどいつでも過去作品を観られる今の環境では、昔の記憶が選択に効いているのかもしれません。

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