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100年時代に備えてみる ーLife Shift 2を読んだ感想ー

先日Life Shiftの読書感想を書きましたが、今回はその続編の読書感想を書きます。
最初の本では、主に100年時代がくるぞーってことだったり、それが来ると、こんなことが起こるぞーってことを受けて、どんな人生戦略が有効になるのかが抽象的に書かれていました。
今回の本では、主に100年時代をどのように行動して生きていくことがいいのという具体的な行動戦略を中心に書かれていました。また、前作が2016年に書かれていて、本作は2020年ですので、コロナのことを踏まえながら書かれています。
そんな二作目の行動戦略を自分なりに解釈し、どうすればそれらが実現できるかを感がてみようと思います。

大事なこと

具体的な行動戦略として、大切なことが3つ書かれていました。(下記)

  1. 物語ー自分の人生のストーリーを紡ぐー

  2. 探索ー学習と移行に取り組むー

  3. 関係ー深い結びつきをつくり出すー

これらができれば、100年時代を有意義に過ごすことができると書かれていました。
自分は何を目指して生きていているのかを明確にし(目標を立てる)、そのためにはどんな学習や移行(人生ステージの変化)が必要なのかを考え、それを支えるための人的ネットワークを形成することが大事ということです。
こうして文字にしてみると、簡単そうに思えますが、結構長期的な目標(それも人生の使命感的な感覚で)を見つけるのって難しいです。

自分で考える

読んでいただいている皆さんは後何年生きることを想定していますか?
残された年数でどんなことをやりたいですか?
具体的にイメージできる人もいると思いますが、多くの人は、とりあえずいい暮らしができたらいいなと思っているのではないでしょうか。
「いい暮らし」とは何でしょう?定義は人それぞれです。
しかし、確実に言えるのは、それを叶えるためにはお金が必要だということです。
それは、ある一定の所得まで人間の幸福度は向上し、一定の所得を超えると幸福度が向上しない研究結果が裏付けています。
なので、あなたの「いい暮らし」を実現するには一体どのくらいの所得が必要なのかを考えてみるといいきっかけになると思います。
もちろん、「お金で買えること」が全てじゃないのは承知の上です。しかし、それを達成するためにはどのくらいの所得が必要そうかをイメージしてみて下さい。

なぜ生きているのかと聞かれると答えに詰まると思いますが、そんなときは何があなたを生きたい思わせるのかと問いをwhyからwhatに変換してみると考えやすくなります。
僕は、感謝が真っ先に上がります。
先日の記事で、僕の目標は「教科書に載ること」と書きましたが、本質的には感謝されたいのです。それも、とても多くの人に。
上記の「所得」に触れたのも、whatに置き換えているに過ぎません。

伝えたいことは、あたなの人生のストーリーの紡ぎ方は工夫をすれば意外と書けるということです。これは「コーチング」って言ったりします。
(少し話が横道にそれました)

人生のストーリーは複数あっても大丈夫です(本では「ありうる自己像」と表現しています)。なぜなら、今のあなたは過去の自分が積み上げてきた「足場」上に立っていて、その足場がしっかりとしたものであればあるほど(過去に努力をすればするほど)大きくジャンプすることができるからです。
しかし、大事なことは、その足場があるかどうかということです。大きくジャンプできる人は小さくジャンプしていいですが、足場が崩れかけそうな人は、そもそもジャンプできるかが怪しいです。これは「人生の選択肢」と言い換えることもできるでしょう。
つまり、人生の選択を広げるためには、努力が必要です。一般的には勉強です。学歴がある方が、何かとできることが増えます。
社会に出てからは、これがより大事になってきます。社会人は「学ばないという選択」をして初めて学ばなくなるのではなく、社会人は「学ぶという選択」をして初めて学ぶことになるからです。
そこで、生涯学習が大事になります。

生涯学習を促してくれるのが、人間関係だったりします。自分と同じ仲間がいるといいことしかありません。一人でコツコツ勉強できる天才は置いておいて。同じ仲間がいると、モチベーションになりますし、時に有益な情報をくれたりします。
あなたの周りにはそのような仲間はいますか?
現代はオンラインですぐに人と繋がることができます。ぜひSNSで探してみて下さい。そして、なるべく強い関係にして下さい。

本の中では、これらが大切な理由を根拠を添えて丁寧に書いてます。意外な事実などが固定概念を壊すことの手助けしてくれます。

まとめ

昔は今のあなたの年齢が平均寿命だった時代もあるのです。先人たちの努力の上に我々の人生が支えられています。
現代の100年時代を恩恵にするのか、厄災にするのかはあなたの行動次第です。
100年時代を恩恵に変えられる人が少しでも多くなってくれれば幸いです。



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