CareerRoleの事業(誘致型EORでグローバル人材プラットフォームへ)
サマリ
株式会社CareerRoleは誘致型EORという新たなビジネスを通じて、対日投資を加速化させるとともに、グローバル人材プラットフォームへと成長することで、日本経済を再生させる起爆剤になります。
どういった事業か、下記に書いておりますのでよければ読んでみてください。
VC,CVCの皆さん、日本でのグロースを考えている外資系企業の皆様、お気軽に下記の会社HPよりお問い合わせください。
https://careerrole.jp/
EORとは?
EORとは雇用代行サービスのことであり、企業が海外展開する際に用いられるサービスです。
法人を立てる必要がなく、スピーディーに海外展開を行うことができます。
具体的には海外展開したいクライアント企業が現地法人を立てて雇用契約を結ぶのではなく、サードパーティーであるEORの会社が現地の採用したい人と雇用契約を形式上結びます。
その結果として、給与支払い・労務管理・契約書作成などをEOR会社が代行し、クライアント企業は現地法人を立てることなくスピーディーに事業拡大に集中できるのです。
コロナ流行時に、オフショア開発などグローバルの人材をフルリモートで採用するということが一気に普及したことで、DeelやRemoteのような海外ユニコーン企業が急成長しました。
これらの企業は、例えば日本企業が海外への進出の際に使うサービスとして存在していますが、CareerRoleは逆に日本への誘致でEORサービスを展開する、誘致型EORとなります。
なぜ日本でEORが普及しないのか?
DeelやAtlasなど日本に展開しようとした海外のEORサービスのスタートアップは日本市場縮小or撤退をしています。
その理由はそれらの企業の各国でのセールスチームが海外進出による売上に責任を持っていることに由来します。
日本企業は言語の壁や内需が一定大きかったがゆえに、海外展開への腰が重たく、売上が世界的ポートフォリオの中では小さかったのです。
また、これにはもう一つ日本独自の理由があり、EORは日本では派遣業という扱いになります。
派遣業の許認可は純資産2000万円以上のような厳しい法規制があり、なかなか海外スタートアップにとっては本腰を入れにくいものでした。
これらの理由でEORは普及していませんでした。
誘致型EORという新たなソリューション
この課題に対して、CareerRoleは誘致型EORという新たなソリューションを提示していきます。
海外に進出する日本企業は世界のポートフォリオの中では確かに少ないのですが、実は逆に海外から日本に来たい企業はかなりあるのです。
CareerRoleはこの対日投資という側面でEORを展開してまいります。
日本は地政学上も有利であり、インフラも整っています。また、労働者の技術力も高く、米国との政治的友好性もあります。
日本で法人まで立てるのは年間50社ほどしかないのですが、実はその20倍以上の日本展開の問い合わせが自治体やJETROなどに来ているとCareerRoleでは推察しています。
しかし、それらの潜在企業の掘り起こしをするには、誘致に特化させて通常のEORとは少し異なる機能まで含める必要があります。
例えば、潜在顧客の発掘、日本企業や政府自治体と連携支援などを通じて誘致後の日本展開まで一気通貫でサポートしていきます。
今プライシングとしては、一従業員当たり月額10万円としています。
この中に含まれるサービス内容としては、給与支払い代行、福利厚生の提供、労務管理、契約書の管理を含みます。
また、無償で日本誘致後の販路開拓・日本企業、政府自治体との連携も含みます。
競合に対する優位性
海外展開をサポートするコンサルとは何が違うのか?海外のEOR企業とは何が違うのか?国内の人材派遣とは何が違うのか?
どういったところが優位性なのか書いていきたいと思います。
まず、コンサルティング会社との違いは我々はあくまでSaaS企業だということです。
今は、一従業員当たり10万円で包括サービスを提供しますが、もちろん給与払いのみ、労務管理のみといったカスタマイズも可能ですし、料金を抑えることもできます。
このことにより、我々がターゲットとする海外スタートアップ企業に対し、格安かつキャッシュフローが安定したスピーディーな日本進出が可能になります。
海外のEOR企業との違いは、我々が誘致型であるということです。これまで、海外のEOR会社は進出特化であったため、進出の営業をかけやすい欧米→欧米の企業がメイン顧客でした。
一方、CareerRoleは誘致型であるため、営業の難易度は上がるものの誘致先でのアライアンスなどの支援も行うことで、英語圏外の特にアジアを中心にグローバル展開していきます。
そして、国内の人材派遣会社との違いはビジネスの立て付けは似ているものの、EORはグローバル展開に注力している点が最も大きいです。
例えば、海外企業が日本で人材派遣会社を使う場合は現地法人を設立し、そこと契約する必要がありますが、EORをつかえばそもそも現地法人を作る必要すらなくなります。
こういった優位性の元、CareerRoleは誘致型EORのビジネススキームを確立していきます。
今後のロードマップ
CareerRoleは誘致型EORを世界的に普及させることで、B向けにはグローバル展開のワンストップ支援SaaS、C向けには人材プールを確保し、キャリア伴走支援が可能なグローバル人材プラットフォームになっ
ていきます。
【プレシード~シード期】
日本国内で誘致型EORのビジネススキームを確立します。
自治体やJETRO様と積極的に連携し、日本展開を検討したものの法人設立まで行かなかったような企業様に新たな選択肢としてEORを提供していきたいと思っています。
その中で、外資系企業で働きたいけれど、レイオフなどに不安を感じる日本人の人材プールも確保していきます。
【シリーズA以降】
さらに、その先は誘致型EORをグローバル展開していきます。
まず狙うのは日本と同様な理由で海外展開に消極的であるためにEORが普及していない国、特にアジアにおける誘致型EORの市場展開です。
CareerRoleではシリーズA以降はロールアップの戦略で地場のEOR会社を買収していくことも視野に入れています。
【シリーズB以降】
・人材プールのC向けには、語学のリスキリングなどコミュニティ機能も向上させ、キャリアの伴走支援を可能にします。
つまり、ある海外企業がA国に展開してきた際に確保したA国の人材を次は別の企業に派遣することで、人材プールに対してはキャリアのワンストップ伴走支援が可能となるのです。
・対企業に対しては、誘致型だからこそ、まだ海外進出を検討段階ですらない潜在層に対しても、誘致先のアライアンス紹介などを通じていち早くアプローチできることにより、既存のEOR会社からリプレイスできると考えます。
M&A支援などにも派生させることで、企業のグローバル展開SaaSの地位を固めてまいります。
最後にお願い
ここまでCareerRoleの事業を紹介してまいりましたがいかがでしたでしょうか。ご不明点あればお気軽にお知らせください。
また、すでに日本に進出していらっしゃる外資企業の方やカントリーマネージャーの方、採用・給与支払い・労務管理・販路開拓等にお困りでしたらぜひ会社HPよりお気軽にお問い合わせくださいませ。
https://careerrole.jp/