起立性調節障害と不登校
※この記事は3~4分で読めます。
こんにちは、こたろうです😊
今日は娘の不登校の経験から、
起立性調節障害の症状について
書かせて頂きます。
起立性調節障害とは?
起立性調節障害(Orthostatic
Dysregulation;以下ODとは、
一言で言うと思春期に多い
自律神経の機能不全で、
眩暈、頭痛、吐き気、だるさ、
そして朝の起床が困難である
等の症状が特徴です。
軽い症状を含めると、
最も多い中学生女子には、
1~2割にODに似た症状
(以下OD様症状)を
認めるとされています。
ODについての詳細を
知りたい場合は
取り合えずこの本を
読んでおけば
知識においては十分です。
2017年に改訂されています
ので古いものにご注意下さい。
起立性調節障害(OD)の診断
詳細は田中先生の本に
譲ります。
上記の通り中学生の1~2割が
OD様の症状を経験していますが、
もちろんその全てがODと診断
されるわけではありません。
そして、なんと不登校児の7割に
OD様症状が伴います。
田中先生は、純粋なODと
不登校ではサポート法が
異なるので、
診断が重要だと言います。
ODの症状は朝に強く、
起きられないお子さんが、
夕方には元気になって
テレビを観たりゲームをしたり
元気になるのはめずらしくなく、
「怠け」と誤解されやすいため
親子関係が険悪になりやすいです。
不登校のOD様症状とODの関係
私はここを明確に
しておきたいのですが、
先ほどお書きした通り
不登校の子供の2/3以上に
「OD様」症状が伴います。
この中で新起立試験を行い、
ODの診断となるお子さんも
いるでしょう。
しかし、仮にODの基準を
満たさなかったとしても
そのお子さんの症状を
「怠け」と判断するのは
とても危険だと思います。
娘の場合
娘がいじめを受けた
翌月の第一月曜日、
娘は「気持ち悪い」と
言い、学校を休みました。
少なくとも学校がいじめと
して対応してくれたので、
表向きいじめは解決して
いたので、
娘に「まだいじめがあるのか」
と聞くと、
「そうじゃない」と。
(後で嫌がらせは続いていた
ことが分かるのですが)
休ませると午後には
元気な様子に。
大丈夫かな、と思って
いましたが、
夜になると翌日の学校の
ことを考えてか、
泣いたり怒ったり
思い切り不安定に。
この週は、親が強く言い
送り出した日だけ学校に行き、
翌週から全く行けなく
なりました。
名前を呼んでもゆすっても
起きなくなり、
昼過ぎに起きてきて
吐き気、頭痛、ふらふらすると。
夜までスマホをいじり、
完全に昼夜逆転になりました。
新起立試験こそ
行いませんでしたが、
私は田中先生の本の症状と
あまりに似ているため、
当時娘はODではないかと
考えていました。
娘のその後と私の理解
結果的に、娘が学校に
行けるようになった途端、
ODの症状はなくなりました。
結果的に娘は不登校に伴う、
「OD様」の症状であった
ということでしょう。
しかし、「純粋なOD」の
お子さんも、
心理的な要因が
症状に大きく影響します。
そうなると、
ODとOD様症状の違いは
基準を満たすかどうかで、
実際には明確な区別が難しい
ことも多いように思います。
ODの内服治療が
効きそうな子をみつける
ために、診断も重要かも
しれませんが、
私は診断よりも、
その後のお子さんとの
関わりのほうが重要だと
考えています。
「怠け」でここまで演技し、
学校を休み続ける子は
殆どいないと思いますし、
仮にそうであったとしても、
親は子供を信じ通すしか
選択肢はないと思います。
無理やり学校に行かせるのは
親子関係を最悪にするリスクが
とても高いと思いますので。
最後までお読み下さり
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