ドイツ留学に必要な英語力(#個人の感想)
こんにちは、がっきーです!ご無沙汰です!
今回は、ミュンヘンの大学に交換留学している私が、現地の授業や周りの大学生の英語のレベルについて感じたことをお話ししようと思います!
これから交換留学のために英語を勉強をしようと考えている方、また交換留学内定後にもっと英語力を伸ばそうと考えている方などは、ぜひ参考にしてみてください!
ここで、私の留学先大学に関する前提事項をいくつかご紹介します。かなり国際色豊かな大学なので、ドイツの他の地域に比べると少し変わっているかもしれません。
交換留学生を含めた海外からの学生は、全体(5万人)の約45%ほど
同じタイミングで交換留学に来た学生は約2000人ほど
大学が交換留学生に求める英語レベルはB1
0. え、ドイツ語は大丈夫なの!?
はじめに、これから英語の話をする前に、交換留学生がドイツ(ミュンヘン)で暮らしていくために必要な言語の割合についてお話しします。
結論から言うと、英語9割・ドイツ語1割です。
少なすぎない?と思われるかもしれませんが、実際にはさらに英語が9割5分と言っても良いでしょう。
大学での授業は英語で受講する前提ですが、ミュンヘンではドイツ語+英語を話す方がかなり多いという背景があります。基本的には若者の多くは英語を話すことができると思います。また、ミュンヘンは移民が多い都市であることから、あまり英語に対して抵抗感が少ないのかなと考えています。
これはあくまでもミュンヘンなどの大都市に限ったものだということは覚えておいてください!比較的小さな都市では、特にお年寄りに英語が通じないという話はよく聞きます。
また、日常生活でよく用いる地域のスーパーマーケットなどでの会話は基本的にドイツ語なので、最低限の挨拶等は覚えておくと良いと思います。
ちなみに、私は日本の所属大学でドイツ語を第二言語として履修していましたが、基本的な文法だけ理解し、単語はわからないというレベルでした。
もちろん、ドイツに留学に行く以上、ドイツ語を話せたことに越したことはないので、もし迷っているなら絶対に勉強しましょう!(ちなみに私は現在でも勉強中です。笑)
1. 私の渡航時の英語力レベル
さて本題に入る前に、私の留学前の英語力レベルについて言及しておかなければなりません。これからお話しする内容はあくまで個人の見解であり、以下の英語力のレベルの私が実際に行って感じたことを書き連ねているためです。自分で書いていてかなり恥ずかしい内容になっているのですが、ぜひ私の失敗を見習ってください!
<私の英語勉強の履歴書>
日本生まれ。海外渡航経験なし。
小学校から高校まで、公立の学校のカリキュラムに則って学習。
国立大学進学後は、英会話のサークルに所属。週一回の活動で、2時間ほどわちゃわちゃ英語でお喋りをするといった内容。
1年半ほど、Language Exchange というサイトで知り合ったオーストラリアの友人と週に1回1時間Skypeで通話。
留学1年半前に受験したTOEFL iBTの点数は、83
留学半年前に受験したTOEICの点数は、805
かなり凡人の英語レベルであることがわかると思います。今思えば、TOEFLやTOEICではリスニング力(やスピーキング力)の練習が全然足りていなかったですね。
ちなみに、TOEFL iBTの内訳は以下の通りです。日本人にありがちな、リーディングの点数だけが高いのですが、肝心のスピーキングが全然足りていません…。
2. 留学先での英語レベルってぶっちゃけどう?
2-1. 大学での講義について
大学での講義については、正直かなり苦労したというのはあまりありません。というのも、私の大学では全ての講義が録画されており、いつでも繰り返し視聴できるようになっているためです。また、教授やTAの方々も英語での説明にかなり慣れており、流暢にわかりやすく説明してくれる印象です。
しかし、もし一度しか聞くことができないとなると、最初はおそらく全体の6割程度しか理解できなかったのではないでしょうか。徐々にリスニングスキルも向上していき、今では8割から9割ほどを理解することができると思います。
一方で、ドイツでは授業中に先生が生徒に質問を投げかける場面があるのですが、そういった場合に即座に質問の内容を理解して回答できるようになるにはまだまだ自分の英語力が足りていないなと感じます…。
2-2. 他国からの留学生について
さて、重要なのはこちらの方です。留学生活を大きく左右すると言っても過言ではありませんね。
留学生同士の会話に関しては、先ほど紹介した私の英語レベルは自由なコミニュケーションを取るには正直足りなかったと考えています。特にリスニング力については、綺麗な英語だけを聞いてきた私にとって、様々な国や人による訛りを含んだ英語を聞き分けられるようになるには、かなり時間がかかりました。
一般的に欧米(南アメリカ含む)諸国の交換留学生の英語レベルは非常に高いです。私自身、英語やドイツ語以外の外国語を勉強したことがなく、言語学者でもないのですが、おそらく地理的・文化的な繋がりが諸国間で強いからだと考えています。特に、EUという大きな枠組みが存在するヨーロッパに比べて、遠く離れた日本では移民が少なく、日常的に海外の方と直接お話しする機会が少ないですよね。こちらの人々は若者の多くが英語を話せるそうです(実際、オランダのアムステルダムでは流暢な英語で道案内をする小学生を見かけました)。
また英語に限った話ではありませんが、欧米諸国では言語間の類似性もかなりあります。実際にポルトガル語とスペイン語をそれぞれ母国語とする学生に聞いた話では、少し勉強すれば、相手の言語で書かれた文章の意味を理解したり、発音の類似性から単語を聞き分けたりすることが簡単にできるそうです。
そうです。アジア人(日本人)にとってはかなり不利なのです。私の感覚では、欧米の交換留学生の多くはTOEFL iBTのレベルが90前後なのではないかと思います。大学側が留学生に求める英語レベルがB1(TOEFL iBT 42 - 71)なのにも関わらずです。
留学生活の価値を最大限に高めるという意味でも、英語力(特にリスニング力)は留学前にある程度伸ばしておくことを強くおすすめします。
3. まとめ
色々述べましたが、結局のところコミニュケーションで大切なのは、相手の話をしっかり理解しようとする気持ちと笑顔付きのリアクションではないでしょうか。こんな私でも仲の良い海外の友達はできます!笑。のであまり気負いせずに、勉強を頑張ってほしいなと思います!
それではまた!がっきーでした!