2stepの打ち込み方
今回は2step,UKgarageの基本要素の打ち込み方、それっぽさを出すポイントを解説します。
2stepの特徴はドラムのリズムと、スケール内を動きつつもオシャレなベースだと思うのでそこに重きをおいて解説していきます。
2stepの定義として「1小節に2回アクセントがある」みたいなのをどこかで読んだことあるのですが、2stepに限らず大抵の音楽は1小節に2回スネアかクラップが鳴っててそれがアクセント(強拍)になってますよね。
正直UK garageとの違いもよくわからないので言ったもん勝ちですかね。
オススメのフリーサンプルパック
・316 free UK garage samples(登録不要)
ドラム類はループ素材しか入っていません。なので切り貼りしたりそのまま貼ったりして使いましょう。
「2step samples free」「garage samples free」で検索してもいいサンプルパックが全然なくて今回はこれしかオススメはありません。
オススメのフリーVST
・LazySnake(登録不要)
柔らかいエレピや、モコっとしたパッドが入っているので2stepやR&Bのようなオシャレ系のジャンルでは重宝します。
・Donk machine(登録必要)
Donk専用シンセです。アタックがめっちゃ強いベースとして使っても、ドロップでメインとして使っても活躍します。存在感があるのでただのDonk musicにならないようにほどほどに。
イントロ(0:00~0:30)
構成音はドラム(ループ素材を切ってバラバラの素材として使ってます。)、エレピです。
・エレピ
エレピはセブンスコードを多用して無難にオシャレな感じに、メロの部分はたまに装飾音を使ってリアルタイム録音っぽくしました。
コードの打ち込みは、それぞれのノートの頭をずらして、人間が弾いてるっぽくするとアタックが柔らかくなります。
↓こんな感じ
・ドラム
ドラムは1拍を6つに分けたグリッドで打ち込みました。(曲によっては4つに分けたグリッドでも全然OK)
そしてその6マスの内、音を鳴らすのは、
1拍を┃①│②│③│④│⑤│⑥┃だとしたら、①③④⑥にしか音を置きません。(アタックをこの数字に合わせるということであって、リリースが②⑤にはみ出ることはあります。)
タタタタタタよりもタッタタッタのほうが跳ねてて心地よいですよね。
こんな感じ、
1拍目 ┃K│_│H│H│_│H┃
2拍目 ┃_│_│H│H+K│_│H┃
3拍目 ┃S│_│_│H│_│H┃
4拍目 ┃_│_│K│H│_│H┃
K:キック
H:ハイハット
S:スネア
今回の曲は「オススメのフリーサンプルパック」に入っているGA_BeatC128-04というループ素材をFL付属のスライサーのSliceXでそれぞれの音を頭出ししてピアノロール上で打ち込みました。
ハイハットが3種類ありますが、連続で同じハイハットの音を打ち込むと初心者っぽくダサくなっちゃうので違う種類のものを交互に打ち込んでいます。
そしてハイハットのベロシティは適当にずらしてグルーブを作ります。
↓こんな感じ。
2stepのドラムを打ち込むときは頭の中にイメージしたリズムを簡単なボイパみたいなものでメモればいいと思います。
上に貼ったピアノロールの場合は、
ブッツツッツ┃ッツブッツ┃カッ ツッツ┃ッブツッツ
今回の曲で作ったドラムパターンを例として貼っておきます。
こればっかりは自分のオリジナルで組むとそれっぽくならなかったりするので色んな曲を聴いて引き出しを増やすのがオススメです。
代表的な楽曲を貼っておきます。どんどんマネしましょう。
Aメロ(0:30~0:59)
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