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ねこてんしになったノア空の世界の冒険 第2章
前回のおはなしはこちら↓
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おばあさんてんしとたれみみねこさんてんしに案内されて着いた町には、雲で出来た家がたくさんありました。
おばあさんてんしは、丸い形の雲の家を指して言いました。
「あれが私の家よ。」
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家の中に入れてもらうと、机や椅子も雲で出来ていました。
ノア達がくつろいでいると、うさぎさんてんしといぬさんてんしが、おばあさんてんしの家へやって来ました。
ふたりは「この町のみんなはモモちゃんを見てないみたい・・。」と伝えました。
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夜になると星があらわれました。
てんしのみんなは星を目指して飛んでいきます。
それを見ていたノアに、たれみみねこさんてんしが
「ここには電気が無いから、星を取っきて、明かりにするんだよ。」
と教えてくれました。
そしておばあさんてんしさんが
「今日はノアちゃんもいるから、部屋を明るく出来るように、大きな星をとってきてね。」
といぬさんてんしにお願いします。
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「僕も手伝うよ。」
そう言ってノアは飛んで行こうとしましたが、背中の羽根が動きません。
「地上から飛んで来たはずなのに、どうして飛べないんだろう?」
ノアが不思議に思っているとうさぎさんてんしが教えてくれました。
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「地上から空の世界までは、てんしのわに案内されながら、『風』が運んでくれるんだよ。」
そして、雲が無い場所でも移動出来るように、飛ぶ練習が必要なことを教えてくれました。
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次の日
ノアはてんしのみんなに飛び方を教えてもらいました。
まずは、背中の羽根を動かせるように羽根の体操。
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そして飛ぶ感覚をつかむためにジャンプの練習。
すると羽根を動かしながら、ジャンプをしていくと少し浮きはじめ・・
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よろめきながらも、飛距離で飛ぶことが出来るようになり・・
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ついに羽根を自由に動かし、高く飛べるようになりました。
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てんしのみんなは
「こんなに早く飛べるようになるなんてすごいよ!」と喜んでくれました。
ノアも「みんなが教えてくれたからだよ。本当にありがとう。」とお礼を伝えました。
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ある日
いぬさんてんしが慌てて、ノアとうさぎさんてんしのところへ飛んでやって来ました。
そして
「モモちゃんが見つかったよ!」と興奮しながら伝えました。
それを聞いたノアとうさぎさんてんしはびっくりして「本当に?」と聞き返します。
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実は、ノアが飛ぶ練習をしている間、てんし達がモモを探してくれていたのです。
ノアが飛べるようになったあとも一緒に探してくれました。
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そしていぬさんてんしは話しはじめました。
「うん、『くもねこハウス』って呼ばれているねこの形をした雲の家に、『モモ』っていうしろいこねこのてんしが住んでるって聞いたんだ!」
一緒に話しを聞いていたうさぎさんてんしは
「その家は、ここから近くにあるの?」
といぬさんてんしに尋ねました。
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いぬさんてんしは、はっとした顔をして
「そうだ・・、どこにあるのか聞くの忘れてた!ごめんね・・。」
としょんぼりしてしまいました。
ノアは「でも、モモが住んでいる家が分かったんだ、あとは自分で探して見るよ。ありがとう。」といぬさんてんしにお礼を伝えました。
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ノアはモモを探すため、町を出ることにしました。
てんしのみんなともお別れです。
「モモちゃんに会えるといいね。」
「気をつけてね。」
みんな涙ながらに伝えます。
ノアも「みんな、今まで本当にありがとう。
モモと一緒に必ず会いに来るからね。」と伝えました。
そして
みんなに見送られながら、ノアは旅立ちました。
「ねこてんしになったノア空の世界の冒険 第3章」
に続きます。