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筋書

世の中には様々な興行がある。
そのほとんどには筋書きが存在している。
舞台、映画、漫才などが代表例である。

しかし、筋書きのない興行も存在する。
それはスポーツだ。
野球やサッカーなどが代表例である。


私は野球が大好きだ。
中学時代は野球部で外野手をやっていた。
野球部員にいじめられて不登校になったこともあったが、シーズン中はホークス戦の中継をかじりつくように見ていた。

2014年のホークスには華があった。
10月30日、秋山監督の花道を飾る日本一。
あの日の福岡には多くの涙が溢れていた。埼玉でテレビ観戦していた私も気付けば涙を流していた。
その後もホークスにはたくさんの感動と勇気をもらった。
熊本地震の直後に行われた試合での吉村裕基選手の同点、サヨナラ弾。その姿に触発されて、私は校内という小さな場所ながら募金活動に勤しんだ。
その後も、明石選手のサヨナラ弾からのバック宙や、柳田選手のトリプルスリーなど若手とベテランの融合で強いチームが築かれた。


私は筋書きのない野球が大好きだ。
人生と同じく筋書きのない野球には、人を動かす力がある。
私は野球で初めて「現実は小説より奇なり」という言葉を知った。
日々の生活に忙殺されている私たちの心を取り戻してくれる野球が私は大好きだ。
これからも、野球選手は私たちに夢を見させてほしい。


(今回も画像はみんなのフォトギャラリーよりお借りしました。)

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