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「書けない」の正体

「書けない」をもう少し掘り下げて考えてみました。前の記事と内容が重なりますが、再確認の意味を込めて。

①人がいると書けない

書くことには集中を要するので、気が散ると書けません。家で他の人がいるときには書けません。離れたところにいても、気配が気になります。逆に、電車の中などで周りに人がいてもあまり気になりません。集中して書くのは1人の時でないとダメなようです。


②意味のある音が鳴っていると書けない

書くときには頭の中で言葉を使いますが、他の言葉が耳に入ると、頭がそれに占領されるので書けません。だからテレビが着いているとダメ。音楽も、音程がドレミでしゃべって頭を占領するのでダメです。1人でいる時は音は鳴らさないので大丈夫です。


③考えたことが書けない

頭の中で考えただけのことはすぐに忘れてしまって、何を考えていたのかしばしば思い出せなくなります。実際に経験したことや、目に見える形で残っていることについては割と書けます。考えたことはすぐにメモする等で少しは対処できるかもしれません。


④時間が経つと書けない

時間が経つと、その時に感じたことや考えたことを忘れてしまいます。特に読書感想文などは、読み進めると新たな思考が上書きされてさらに難しい。出来るだけ時間を置かず書くこと。これもメモを取っておくといいのでしょう。


⑤長い文章が書けない

書きたいことの中心の一文で終わってしまって、肉付けがなかなかできません。長文になると全体像を把握できなくなるということもあります。短い文章から練習ですね。

⑥スマホでは書けない

全体像を把握できていないと書けないにもかかわらず、目に入る分量しか処理できないので、画面が狭いスマホで書くのはかなり厳しいです。最低でもタブレット、できればパソコンで書きたい。


⑦短時間では書けない

なかなか文章ができない上に、いつまでも推敲してしまいます。「てにをは」から文の順番まで、消しては書き、カット&ペーストをくり返し。noteに書く文章だけでなく、コメントやメールなど全てがそんな感じで、ちょっとした短文にも10分20分かかってしまいます。長文(あくまで私基準で笑)を書くと気がついたら2時間ぐらい経っていて、他の用事がーーということもよくあります。限られた時間の中ではうまくまとまらず、書き上げることを放棄してしまうことも。本来やり始めたらやめられない性格なのですが、下書き保存機能を使って、出来るだけ細切れ時間を使えるようになれればいいなと思います。今、この記事で練習中。


⑧不正確なことが書けない

文章中で使う言葉や内容について、曖昧なことはすべて確認してからでないと書けないので、書いている途中でしばしばネット検索をしたり本を調べたりします。これのせいでも時間がかかるし、面倒くさくなって書くのをやめてしまうこともあります。ある程度は曖昧なままでもいいのかもしれません。前回書いた文章では、詳しいことは割愛と書いて先に進めて、とても楽になりました。


⑨他の方のようなしっかりした文章が書けない

表示されるおすすめ記事がことごとく素晴らしい記事ばかりで、はじめの頃はロールモデルがそれだけだったので、そういう記事を書かなければいけないのかとハードルが上がってしまいました。最近は色々見てまわって、おすすめ記事は素晴らしいからおすすめなのであって、あまり大層に考えなくても良いと思えてきたところです。

こうやって見ていくと、「書けない」の正体がわかり、なんとなく方向性が見えてきたような気がします。

1人になれる時に、実際に経験したことを、パソコンに向かって、少しずつ、高望みせず、ゆるく書く。

こんな感じでしばらくやっていこうと思います。

ここまで読んでいただいてありがとうございました。