アイディア農場プロジェクト:効果的な法 (2019/11/6更新、191014開始)

「このページは通読用のものではありません。
ここにあるのは、思考の断片、アイディアの種です。
毎日ひとつを取り上げて読み、それに対して考えを巡らせてください。
そこから、新しいアイディアが芽を吹き、成長することを期待します。」(野口悠紀雄さん)

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■効果的な法
* 本当に実現したい効果を得るために、科学の力を利用する。規制の方法も、もっと目的に合致させる。そして、規制の対象は人であり、人の合理性は制限的だということに自覚的になる必要がある。 法令であっても、社内ルールであっても、同様。

お金を徴収することを罰とするのではなく、時間を徴収することを罰とする以下のような例を取り入れるという方法もある。

ロイター.co.jp @Reuters_co_jp
スピード違反の罰則がユニーク。 



罰金、身体の拘束など以外にも、時間の浪費をさせることも罰になる。 現在の罰の類型を調べたい。 

また、法の中でも、実際に効果がある法令と効果が乏しい法令があるはずだ。対照実験はできないが、法令が施行する前と施行後で効果測定をしてもいい。効果測定をするためには、目的を明確にする必要がある。


■メモ

・齊藤友紀 / Tomo Saito @tmczs
日本のロースクールや司法研修所で教わったのは、現行法の解釈学であり他国の現行法との比較学であって、法というツールを使って未来の課題をどう解決するかってアプローチは議論することもなかった記憶。ここが問題。

・齊藤友紀 / Tomo Saito @tmczs
今のところ、法律家である以上は、現行法から出発するのが正しい考え方だと思ってます。気をつけたいのは、いまあるものとの連続性が必要という前提に立ちがちな点で、整合性は必要ではあっても、連続性が求められるかどうかは別なんですよね。

えび
@ebiben2008
これは本当に共感する。そして未来の課題の解決には現行法は1つの有力な手がかりとはなる。使い方難しいけど。 

以上


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