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8/10 音源2枚新入荷!

まずは昨日の日記。

朝から夜の8時までマガユラのバーカン、終わってすぐにまつりちゃん・まっすー・おっけんの千鳥温泉メンバーと合流し車で出かけた。

くら寿司

とりあえず寿司食べた。今まで100円だったやつらが軒並み200円に値上がってた。サーモンチーズ、エビアボカド、タイ、その他諸々……。もう100円のやつの数が少なくなってきてて、時代の変化を肌に感じた。仕方ないとは思うけど悲しかった。

寿司食べた後は、平野にある末広温泉に向かった。温冷浴しないやつは全員アホぐらいの勢いで主張する面白い銭湯で、湯がとにかく熱い。あといい言葉が風呂の中に山ほど書いてあった。

「オススメランキング1位 温冷浴10回」って浴室に書いてあったので10回やろうとしたが、閉店時間になったため7回で終わった。ちなみにオススメランキングの2位以下はどこにも書いてなかった。ストイックで面白い風呂屋なのでめちゃくちゃオススメ。


ということで日記は終わり、今日は入荷した音源を紹介する。

せだい『Delirium』

先日せだいの自主レーベル『tomoran』からTTUDというバンドの新譜を発売し、それをうちで入荷したのをきっかけにSABOTEN MUSICを知ってくれたそうで、よかったら僕らのも!って感じで連絡してくれた。超正統派日本語ギターロック、真ん中通すパワーのある素晴らしい音源。

どの音楽ジャンルでも、それぞれの"正統派"とか"王道"をやるのはめっちゃ難しいと思ってて。カッコいい先人たちが作り上げたやつをモノマネをすればそりゃカッコいい雰囲気はもちろん簡単に出るけど、ただ雰囲気が出るだけであって、それはただの無個性焼き直し。ニルバーナっぽいバンド聴くぐらいならニルバーナ聴くし、みたいな。

とは言えルーツがないというのも論外。ルーツがないというのは歴史勉強せずに政治語ってるみたいな状態で、なんの説得力もないペラペラものになる。僕の好きな映画監督が「何にも魅せられなかった人は誰のことも魅せられない」的なこと言ってて、マジでその通りだ〜と思ってる。ルーツって単純な知識でもあり、誰かの「やったるぞ!」に対して「やられた!俺もやったるぞ!」というバイブスの数珠繋ぎみたいなものでもあると思う。

アルバムと全然関係ない自分語りばっかしてるけど、このアルバムの凄さというのはそういうところな気がしてて。ルーツまんまでもルーツレスでも響かないジレンマの正解をキッチリ突いた音源だと思っている。真っ直ぐな曲なのにかぶれのない自分達の言葉や音になっている、ルーツが自然に自分達の音楽になっている凄さ。ぜひこのアルバムを通して感じてほしい。



もう1枚紹介!

樂円音樂『蒸発春旅行』

もう解散してしまった「ゆうれいのいのち」というバンドと以前から交流があったのだが、そのゆうれいのいのちのコンポーザーの戸部さんから「新しいバンド組んだ!」って連絡来て知ったバンド、爆メロ青春ギターポップ音源、最高です。

ゆるい感じの男性ツインボーカルがパワフルに歌い、ざらっとした音質も相まってか、素直な衝動がめちゃくちゃ響く。戸部さん以外知り合いじゃないからあんまり引き合いに出すのはよくないかな〜と思いつつ書くが、ゆうれいのいのちの頃のコンセプトが「懐かしくてキュンと来るいい歌」だとするならば樂円音樂は「懐かしくて泥臭いいい歌」。かなりアホ男(僕もアホ男)に寄り添ってくれる感じになった。ずば抜けたメロディにパンクスが重なってより強く切なく響いてくる。

どの楽器も歌も力強くてポップスの意地を感じる名盤、このヤバい良さで¥550はありがたい。何十週も聴いてしまうのでぜひ手に取って欲しい。


以上、2枚の新入荷。いい音源仕入れると嬉しくなるので嬉しい!

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