2024/11/5 西淀の芸術祭へ
今日は11/4〜11/5の2日間の日記。
11/4、朝は10時前に起床。ゆるっと準備をし、10時半ぐらいに石川君がうちに来て、そろそろいくか〜〜ってタイミングで「間に合った」って言いながらショウゴ君がやってきた。
今日は西淀でやってる「みてアート」というイベントへみんなで行く日。僕らもゆかりのあるミズタマさん、ドゥック、デガちゃんの展示があり、他にも街中に色々作品が散らばってるとのことで、けっこう楽しみに向かった。
此花区役所前からバスに乗り塚本駅前へ。そして10分程度歩き、デガちゃんが展示をやっているカフェに到着。
1階がカフェ、2階がアンティーク雑貨やビンテージ雑貨が売っているスペースになっているお店で、2階の一画にデガちゃんの展示があった。
デガちゃんの細かい肩書きというか、作品の名称とかがあんまりよく分かっていない。陶芸っぽいものをやっている、ガラスを焼き付けたりしている、色んな粉の解説をしてくれる、ざっくりとした感じ。
デガちゃんはキラキラと楽しそうに粉の解説をいつもしてくれていて、しかし毎回僕は途中から話がわからなくなってしまう。細かく理解していないのはそのせい。
今回の作品も細かくはあんまり分かっていなかったのだが、なんとなく焼きついた跡にはロマンチズムを感じた。急激なパワーが引き起こすバグみたいな、なんとなくゾッとくる感じがあった。いろんな手を加えて時間軸をキュッと縮めているような。ほんとにすごいなと思う。
デガちゃんの作品を見終わったら少し歩き、御幣島という駅の付近へ。今回の1番中心にあるメイン会場でチャリのレンタルがあるとのこと。歩いて周るにはちょっと疲れるな〜〜と思っていたので、そのチャリを借りに行った。
そこそこ歩いてメイン会場に到着。ドゥックがいた。このメイン会場ではドゥックが展示しているのだが、僕らはお腹がだいぶ空いていたので、とりあえずドゥックの展示は一旦スルーしてチャリのレンタル。
チャリは、なんとタンデム自転車しかないとのことだった。無料で借りれたので、僕は「タンデム布教協会」的な人たちが協賛で入っているのでは、と睨んだ。
面はくらったものの、もちろんみんなで楽しく乗車。初めて乗った、二人乗り用で長いので操作感がトレーラーっぽい(トレーラーには乗ったことない)感じがした。
タンデムのレンタルの手続きをしている間に柴原君が合流。
タンデムのガタガタの運転で向かったのは、まつりちゃんが以前から行ってみたかったという「ピネ亭」という中華料理屋。見た目がめちゃくちゃレトロで可愛い店。
看板の屋根の形がかなり独特。
中に入るとおじいちゃんが一人で店を回していた。店内はちょっとせまめ、いい具合に落ち着く感じ。
僕はあんかけ焼きそば定食を頼んだ。こういうレトロでいい感じの店は、割と「味はそこそこ…」ぐらいの店が多いのだけど、ここはかなりおいしかった。あんかけ焼きそばめちゃくちゃ美味しかった。
ご飯を食べたら、タンデムを走らせて散らばる作品を見て回った。結構遠くて、チャリ借りてないと周れない距離感だなと思った。
15時ぐらい、そこそこ周った後にやってきたのはミズタマさんの展示。
このイベントは「あおぞら財団」という人たちが主催?後援?に入っていて、昔この辺りであった大気汚染が一つのテーマにもなっていて、ミズタマさんがやっていた作品はその大気汚染のテーマにがっつり切り込んだコンテンポラリーアートだった。
1階で家族でどこかの国の小さな村に行った映像が放映されていたので、まずそれを観て、同じビルの6階に上がったら今度は資料室みたいなところへ、そしてその資料室でステートメントを読みつつ音を聴き、資料室を出て前にある屋上から町を見下ろす、この一連の流れ全てで一つの展示だった。
町の見え方がじわっと変わる展示で、今回のイベントのテーマ的にもクオリティ的にも、僕はミズタマさんのこの展示が1番グッときた。
何を伝えたいのか、どう見せたいのか、作品を作るにおいてのその大切さと技術を観れてよかった。
最後に見たのはドゥックの展示。会場は元バスターミナルで、そのまんまの状態でアートスペースとして使用してる場所だった。
ベトナム戦争をテーマにピンクを多用した展示。ピンポイントで光るピンクの存在感が抜群で、重みも鮮やかさもすごく美しい展示。ドゥックは日本ががあまり分からないので、細かい話はあんまりできない。英語を覚えていたらもっと色々聞けたのにな〜〜と、ちょっと残念に思った。
ティコ、ナナン、ドゥック、最近日本語があんまり伝わらない友人が増えてきたので、そろそろ本格的に英語をマスターしたいところ。
夜はさぼてん堂で大喜利大会。8〜9人ぐらいのいつもの面々で至極平和な大喜利、相変わらず楽しすぎておそろしい。
早くYouTubeに上げたいな〜〜と思う。
夜は大喜利を一緒にしていたヨシダ君がうちに泊まることになったので、せっかくならとみんなを誘ってモルックへ。
ティコも参戦し、モルック棒と英語が飛び交う寒空モルック。僕は最近調子が良いのでほぼほぼ勝った。
翌日11/5、朝は9時前に起床。すぐに家を出てチャリに乗ってコーナンへ。
この日のさらに翌日からランチ営業が始まるのだが、そのランチ営業までに立て看板を作っておくという約束をくっしーとしていた。
その看板作りに使う木やハケ、金具等を見繕いにコーナンへ。
正直あんまり設計図が決まってないというか、割とぼんやりしていたので、コーナンで完成図を想像しながら色々買った。
色々を買って帰ってきたら、昨日から泊まっていた吉田君に「看板の色を塗りたいな〜〜みたいな気分じゃない?」と聞いてみた。そして「塗ったことはないけど、ちょうどそういう気分やったわ」と言われたので、ハケとペンキを渡して塗ってもらった。
僕はこの日ずっと忙しく走り回っていたので、吉田君がいなかったら看板が完成したとは思えない。ほんとに助かった。
15時ぐらいからスタジオへ行き、吉田君のドラムの個人レッスンを行った。
僕が石川君と綛村さんとやり始めようとしている「The Ne-Ne」というバンドはドラムがいなくて稼働していないのだが、「相性が良さそうな経験者を探すより、相性がよさそうな未経験者を育てよう」という方針に切り替えていた。
吉田君には、ドラムを教えつつ「ドラムおもしろなったら入って」と言いながら教えてるところなので、まだ確定ではないが、入ってくれたら嬉しいな〜〜と思いながらやった。
練習を終えたらしぇからしかで遅めの昼ごはんラーメン。
吉田君はラーメンを食べたら帰宅。吉田君は千鳥橋には住んでないけど、4日ガッツリ一緒にいたので、帰り際ちょっと寂しかった。
吉田君が帰ったら、さぼてん堂の営業を開始。ハクさんが来た。
この日の翌日にくっしーのランチ営業、そしてユイホさんとセイジ君の展示があるので、なんだかお店はバタバタとしていたものの、お客さんはめちゃくちゃ少ない日だった。
ハクさんが福山雅治をやってくれて面白かった。
この翌日に展示をやるセイジ君は、数日前に長野県からやってきて、一緒に遊んだり喋ったりで随分と仲良くなっていた。
この町で過ごした集大成の展示とライブが行われるというのはすごいロマンチックなことだなと思い、ワクワクしながら2人の準備を眺めていた。
みんな良い感じ。