2023/7/22 1年ぶりの出店。帳尻合わせの屍
日記が3日間飛んだのだが、今回の日記は今日、7/22に出店したことと、そして同日に別の場所でまつりちゃんがワンマンしてたこと、そしてそれぞれのその準備の話が中心なのでそれ以外のことはサラッと書いていく。
7/19、朝の7時半に起床。本来倉庫でのバイトだったのだが、なんと大阪メトロニュートラムが停電によって動いていなかったため、急遽休みになった。
これはマジでかなりありがたかった。7/22の出店準備、7/30の自分の生誕祭の準備、大池音楽祭のことやバンドのこと、やりたいけどやる時間がないタスクがバカ溜まりしていたので、この休みを活かして存分に進めた。
夕方からは尼崎へ、僕の生誕祭使う映像の撮影をしに行った。この僕の生誕祭というのは、僕が須磨から尼崎toraまで走って行ってる中継を転換ごとに流し、24時間テレビ風にゴールしてそのままサンサンタウンでライブをする、というイベント。
しかし当日は実際には走らず、録画した映像をさも中継かのように流すという茶番。つまりお客さんや他の演者にはやらせであることを理解した上で乗っかってもらう。そう書くとなんだか本家24時間テレビへのアンチテーゼみたいになってるのだが、そんな気は全くなく、ただパロディをやりたかっただけ。
この日で計3日間に渡る撮影は終了し、無事クランクアップ。撮影はまつりちゃんと石川くんが手伝ってくれた。ありがとう。当日の放映を楽しみにしていてほしい。
家に帰って千鳥温泉の風呂掃除、その後はまた作業をしてから寝た。
翌日、ニュートラムが無事復活したため、昨日行けなかった倉庫のバイトへ今日こそ向かった。そして今日はなんと、シオン君もこの倉庫のバイトにシェアフル(タイミーみたいな感じの単発派遣)でやってきた。
残念ながらポジションが離れていてシオン君が働いている姿は遠目にしか観れなかったのだが、休憩のたびにシオン君と喋って楽しかった。
夜は中崎のカフェでバイト。倉庫のバイトもこのカフェのバイトも日記に書きたい面白い話がいくつかあったのだが、今日はカット。長くなりすぎる。本来ならこの日だけで2000文字ぐらいいく日記を書けるであろう面白い日だった、マジで悔しい。
この日の話は次回の大池ラジオで喋ろうと思っている。
カフェのバイトを終えて家に帰ると、ハヅメと石川君が来てモルックをした。こーちゃんとシオン君もちょろっとだけやりにきた。楽しかったけど、最近あんまり上達している気がしない。難しい……。
だいぶ早足で書いているが、さらに翌日、7/21。この日は事前に休みを取っていた日。翌日にあるもっさん企画のイベントの出店準備に丸々使うつもりで開けていた。
コロナ前、僕は月2〜4ぐらいSABOTEN MUSICでイベント出店をしていたのだが、コロナが始まってからはイベントがなくなり出店もなくなって、そのままごくたまにしかしなくなっていた。明日の出店は約1年ぶりぐらいになる。
少し話が変わるのだが、僕の両親が8月から須磨で自分達の店を持つことになった。元々イベント出店専門でやってた雑貨屋で、ようやく物件が見つかり店舗営業に漕ぎ着けたそう。そしてその店舗の中に「SABOTEN MUSICのCDも並べてくれや〜〜」と言われていた。
また、マガユラのSABOTEN MUSICコーナーもグッと数を減らし、代わりにポップのついた面置きのみで展開しようと考えていた。さらに今、自分の実店舗の準備も始まっていて、もちろんそこでも全てポップを書いて並べるつもりでいる。
元々SABOTEN MUSICで出店するときは全てのCDにレビューを書いたポップを付けていたので、全商品のポップはあるにはあるのだが、全て3〜4年前に書いたもの。文字量が圧倒的に少ないし、なんか薄っぺらいし、言葉も変だし、とにかくもう全部が気に入らなかった。
両親の店、マガユラ、自分の実店舗、どれも新しく作ったポップに変えて並べたい。というか気に入ってないやつで並べるの嫌すぎて、一新しないと展開できない。しかしバイト戦士生活をしてると、つい後回しにしがちなこの作業は中々手がつかない……
そんなタイミングでのこのもっさんからの出店の誘いは、「書け!書くんだ!」という天命だと思った。
そうして迎えた今日、在庫のあるCDを全てもう一度聴き返しながら、今の自分の感覚と言葉でレビューを書きポップを印刷してく。今日はひたすらにそれだけの日になった。
ちなみに僕の横では、まつりちゃんも翌日のワンマンに向けて死に物狂いで頑張っていた。歌ったりヴァイオリン弾いたりパソコン触ったり。合間合間に発狂してた。
朝からこのポップ生成作業をずっとやってたのだが、思ったより進まない。そしてふと、夕方ぐらいにとんでもないことに気付いてしまう。
在庫のある音源は全部で250〜300種類、一枚のポップを書くのにだいたい5〜15分。ざっくり250枚×10分で計算すると2500分。そこから印刷して切る時間を3時間ほど足すと2700分。出店用の備品の買い足しや別のポップを作ったりも考えていたのだが、24時間は1440分。たとえ徹夜したとしても1000分以上足りていない。いやこれ、無理なのでは……?
仕事を飛んだばかりのど暇であろうシマツーに電話をしてうちに召喚。印刷したポップを切ってもらう作業をお願いした。
ちなみにまつりちゃんの方は、ワンマンの準備を手伝ってもらうべく石川君が召喚されていた。まつりちゃん、僕、石川くん、シマツーの4人でうちで黙々と作業をし続けた。
しかし、たとえシマツーを召喚したところで終わるはずのない作業。深夜2時を回った辺りから、僕は逃げに回る。明日のもっさんのイベントとは合わなさそうなCDのポップを一旦外に避けて、出すであろうやつだけを書いて進めた。
早朝5時、それでもまだ終わらない。それに、出店するとなるとただポップを書けば終わるという話ではなく、備品の整理やCD以外で使うポップの準備。そして何より、在庫が全てマガユラにあるので、マガユラに行って持っていくものを精査しなければならなかった。
結局6時前ぐらいにポップ作成作業は切り上げ、今できたものだけを印刷して作成。賑やかしの印刷物やらなんやらを作ったらシマツーは解放され、床に寝そべった。
僕はそこからマガユラへ。マグナカードを引かなければならないため、チャリでは行けず徒歩で向かった。眠すぎてフラフラしていたので25分ぐらい歩いた、早朝で気温は低いはずなのに汗が止まらなかった。
マガユラに着いたら昔のポップを捨てて新装版のポップに入れ替え、在庫と備品を広げて出店準備。その最中に徐々に覚醒してきて、2時間ぐらいかけて袋に納めた。
荷物がバカ重い、ギャン泣きを始めたセミの声が眠気を誘発する。めちゃくちゃしんどかった。家まで40分かかった、マジで死ぬかと思った。
汗だくの服を脱ぎ、パンイチになって身体を軽く拭いたら、流石に限界だ〜〜と布団に倒れ込んで仮眠を取った。とりあえず出店の準備は整った。しかし、ポップを後回しにしたということは、両親の店やマガユラに並べるポップの作成は終わっていないということ。やや消化不良ではあったが、もうどうしようもなかった。
時刻は12時半、まつりちゃんに「石川と昼飯行こ〜〜言うてるけど一緒に行く?」とやんわり起こされる。まだ2時間ぐらいしか寝れてなくて、14時半ぐらいまで寝ようとも思っていたのだが、しかし寝起きそのままにバタバタと出店に行くと忘れ物とかしそうで怖かったし、起きた方が絶対にいいな〜〜と寝ぼけながら思ったので、起きて一緒に昼ごはんを食べに行った。近所のファンファンという喫茶店。
ご飯を食べ終えて帰宅したら、入念に荷物の確認を行い、今からワンマンのまつりちゃんにゲキを飛ばしたら、いざと家を出発。今日の会場は塚本エレバティ、僕の家からだと、電車で遠回りに乗り換えをするか、バスで一本で行くかの2択。バスを選んだ。
バスで行くデメリット、それはマグナカートを使えないということ。あの狭い空間にマグナカートは流石によくないだろう、ということでバカでかバカ重紙袋を手に持ってバスに乗った。
幸いバスはスカスカだったので、2人掛けの席に座り、隣にデカい荷物を置いた。すると2つぐらい先のバス停でとんでもない量の女子高生が乗ってきた。最悪……と思いながらバカ紙袋を抱き抱えたのだが、そんなキツキツの僕の隣の席には誰も座らなかった。かといってもう一度横に置くのも気が引けるので、無駄に抱き抱えたまま塚本まで座っていた。太もも痛かった。
ようやく到着……このようやく到着には、バスが苦しかったこと、そしてここまで日記を書くのが長かったこと、両方の意味がこもっている。
到着したらまずもっさんに「今日まつりちゃんのワンマンと被っててごめん」と言われた。もっさん何も悪くないし出店の方が先決まってたし、強いて言うなら「その日出店決まってるから日変えてや!」と、ワンマンの日程調整をしている最中のまつりちゃんに言わなかった僕が悪い。
マジで久しぶりだったので、この一つ一つポップつけて並べての作業も1時間ぐらいかかった。見どころは"サイケ"箱の先頭がドッグフード買い太郎なところ。
並べ終えたらゆるっとみんなと喋った。もっさんイベントということで、長い間会ってなかった、それこそコロナ明け初めて会うみたいな人がめちゃくちゃ多かった。
toraで働く前、まだSABOTEN MUSICだけやってた頃は僕はずっと京都にいたので、その頃の人たちに囲まれてると懐かしくてノスタルジった。
もっさんのイベントの僕的な見どころは、いつも出演者がバッキバキカッコいいというのは前提として、そんなライブとは裏腹にお客さんはみんな優しそうというのと、怖そうな演者さんたちがみんなクッキーを頬張っているというところ。いつも起こり得ない空間になるので、観てて楽しい。
僕はエビチリマフィンとたくさんのクッキーを食べた、めちゃくちゃ美味しかった。りんごクッキーめちゃくちゃ美味い。
今日のライブは、個人的には久しぶりに観たユウレカがヤバすぎて楽しかった。めちゃくちゃ洗練されてて、差し迫るエグさみたいなのがグレードアップしてた。
それから、初めて観たkumagusuというバンドもめちゃくちゃカッコよかった。長い尺での曲の持っていき方にめちゃくちゃプライドを感じて、ストイックだ〜〜と痺れた、カッコよかった。
CDも何枚か買ってもらえて嬉しかった。懐かしい色んな人と喋れて「俺SABOTEN MUSICだったわ!」と思い出せた感じがあった。5年もやってると移り変わりもたくさんあったし、移り変わるということは過去ができて歴史ができるんやな、みたいな小泉構文が頭によぎった。
身のある話、身のない話、名前思い出せね〜〜、今度遊ぶ約束、気まずい瞬間、エモい話。たくさん人と関わって、すごくいい気分でエレバティを出た。しかし出た瞬間にエモい気持ちなど吹き飛ぶ、荷物が重すぎて死ぬ。はまちまぐろがちょっと手伝ってくれた。
終バスはなくなっていたのでJR塚本駅へ。塚本駅から大阪駅、大阪駅から西九条駅、西九条駅から激重激しんど換算徒歩20分、ようやく帰宅。まだまつりちゃんは帰ってきてなかった。
荷物を家にぶち込んだら、夜風にあたりながら家の前のベンチでまつりちゃんの帰りを待った。そして0時過ぎ、荷物持ちの石川くんと一緒にまつりちゃんが帰ってきた。思ってたよりも元気そうだった、もっとヘトヘトなのかと思っていた。
コンビニ行こうとしたら、話の流れで焼肉を食べることになり、万吉というよく行く近所の焼肉屋で3人でお疲れ会をした。
まつりちゃんのワンマンの話、僕の出店の話、石川君の離婚の話。楽しかった。石川くんは今日も奢ってくれた、そろそろ奢り返さないといけない。
いい気分で万吉を出たのだが、なんとその瞬間に店の前でまつりちゃんが突然ノックアウトした。万吉では一杯しか飲んでなかったのだが、アルコールと疲れと緊張の糸が解けたのと、多分色々重なってのことだったのだと思う。顔色がやばかった。
軒先から少しだけまつりちゃんを動かし、2人で介抱しながら石川君と談笑。多分1時間半ぐらい路上で過ごしたと思う。夜風が涼しくて、段々僕も眠くなってきていた。
最終、ちょっとだけ動けるようになったまつりちゃんをおんぶして帰った。家に着いた瞬間に僕もまつりちゃんも即寝。
昨日の朝から地続きだった今日。よくよく思い出すと僕はなぜこんなにもエネルギーを割いたのか分からなかった。前もって準備していれば、初めからポップを後回しにしていれば、一昨日にモルックなんてしなければ、昼飯に行かずにもっと寝ていれば、焼肉に行かなければ、女子高生がバスに乗って来なければ。
沢山の必然とバグが絡まり合い、深夜2時のバカ眠いバカしんどい中、路上で寝るまつりちゃんを横目に石川君と少年ジャンプの話をするという結果が巻き起こった。
疲れたし死にそうだったけど、心はたくさん動いて、色んなものが愛おしくて、多分一生忘れない2日間だろうな〜〜と思う。良い日だった。
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