3.11 思うこと
11年目の3.11。
2011年のあの日、
私たちは学校生活を1度失った。
ライフラインが破壊され、
生きるのがやっとの生活をした。
居住地を追われたりもした。離れ離れになって、学校どころではない期間もあった。
ライフラインが回復しても、しばらくは原発災害で行動が制限されることも少なくなかった。
その9年後のコロナ禍で、私たちは再び学校生活を失った。
世の中にはスマートフォンも、クラウドサービスも普及していた。
しかし、2020年。未知のウイルスを前に、学校は完全にその役割を喪失することとなった。
「学びの保障」という言葉がもて囃されたのは束の間。
未だに登校しなければ学べないような環境しか提供できていない「令和の日本型学校教育」が、心底許せない。
災害も、
パンデミックも、
戦争も、恐ろしい。
しかし、もっとも恐るべきなのは、
「学ぶことを諦めさせる学校」と
「その学校に飼い慣らされて思考停止する社会」
の共依存関係ではなかろうか。