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同性カップルの家探し(賃貸編その①)

 前回の自己紹介記事に思った以上にスキ!を頂きおったまげました。反応が頂けるのはとても嬉しいです。ありがとうございます。

 さて、今回からは自分が書きたかった体験談的なお話を書いていけたらなと思っています。今回は「ゲイの同棲」編です。

 色々な記事とか媒体を見てみると、ゲイの同棲は難しいだとか、大家さんや不動産会社からの理解が得られないとか多く書かれているように思うのですが、実際に家を借りている側からすると、そもそも「僕たちゲイカップルなんです!」って宣言しながら家借りることなんて無くない!?と思ってたりします。

 なので、結論から言うと僕たちは普通にスーモとかで物件を探し、興味がある不動産会社に足を運び、普通に賃貸契約を結びました。 …オワリ。

 いや本当にこれにつきるんですが、これだと大して参考にならないじゃーん!と思いますので、もう少し詳しく状況をかけたらなと思います。

同棲開始時の状況まとめ

 まずいきなりお話をし始める前に、借りようと思っていたときの状況というか、いわゆる人間的な「属性」をまとめたいと思います。

【同棲開始時の状況まとめ】
①年齢
僕:24歳(社会人2年目)
相方:23歳(社会人1年目)
②年収
僕:400万円くらい
相方:300万円ちょいくらい
③お互いの職場の場所
僕:横浜だったけど同棲を機に転職して新橋へ
相方:埼玉の大宮のあたり

 僕らが同棲しはじめた頃の状況をまとめるとざっくりこんな感じです。転職については今回はあんまり関係ないので割愛します…!笑
 年収とかわざわざ書いたのは、年収って多分入居審査にすごく影響するんじゃないかなーと思ったので一応書きました…。内緒だよ!w

物件探しの前の下準備

 まず、物件を探し始める前に、二人でどうやって家を契約するか、というところを話し合いました。
 同性カップルが家を同棲(この場合は賃貸契約)するに当たって、やり方はいくつかあると思います。

①どちらかが一人で住むと言って契約して、二人で住むパターン(転がり込んてきた居候パターン)
②ルームシェアをすると言って、どちらか一方が代表者になり、もう一人は同居人として契約するパターン(契約者1人パターン)
③ルームシェアするまでは②と一緒で、それぞれが契約者となるパターン(契約者2人パターン)

 で、僕たちはどれを選んだかというと、②のパターンで僕が代表契約者となり、相方は同居人として契約をしました。
 色々なブログとかを見ると、少なくとも②または③のパターンをオススメしているのを多く見ます。
 ①はリスクがあるというのが多くの意見ですが、僕の知り合いの同棲カップルたちで、①パターンで契約している例はなんだかんだで結構多く見ますね。
 正直なところ、僕は①のパターンでも全然良いと思います。確かにバレたら追い出されるかもしれないというリスクはあるかもしれませんが、夜中にドンチャン騒ぎしたりとかせずに大人しく普通に暮らしていたら追い出されることなんてそうそう無いんじゃないでしょうか。大家業も商売ですし…。

 とはいえ、僕たちはきちんと正攻法で2人で住むことを許容されて家を借りたかったので、②パターンで行くことにしました。
 今回の体験談はこの②パターンで家を借りることを前提にお話していきます。


物件の探し方

 さて、物件の探し方ですが、お家探しって色々な条件を入力して探すと思うんです。例えば「駅徒歩5分」とか「風呂トイレ別」とか。僕らもそういういわゆる家の設備とか立地の条件はそれなりに決めて探してはいましたが、特に重要だなと思っていたのは「ルームシェア可」と「保証会社利用必須(可能)」のこの2つでした。あとは予算にハマればOKで即問い合わせです。

ルームシェア可について
 多分部屋探しをする上で一番重要な条件だったと思います。大家さんが2名以上に対して部屋を貸す意思があるということを示しているのがこの条件なのかなぁと思って必ずチェックしていました。

 ルームシェアでも男性2名は借りにくい…的な話もあるとは思うのですが、男性2名だろうが、女性2名だろうが、ノンケですらルームシェアして暮らしていくのがわりと一般的にな世の中にどんどん変わってきていると僕は思います。
 そして、その2人がどういう関係性かなんて、向こうから聞かれない限りこっちから言う必要は無いと思うんです。
 そして、もしも関係性を聞かれたら落ち着いて笑顔でこう言いましょう。
 「仲の良い友達なんです!」と。

 もちろん、本当は付き合ってるのに何故それを隠して生きていかなければならないんだ!!と思われる方もいらっしゃると思いますし、ごもっともだと思うのですが、でも自分の目的を果たすためには仕方のないことだってあるし、それで物事がうまくいくなら良いと少なくとも僕は思っています。
 わざわざ僕らのことをよく知らない奴にこっちから話してやる必要はない。それだけのことです。

 すみません、話が脱線してしまいました。
 「ルームシェア可」にこだわったのは、そもそもルームシェアがOKされているので、煩わしい交渉みたいなのが一切無いと思ったからなのと、最初から不動産会社に対して「男2人で暮らせる部屋を探しています」と言えるからです。
 これを言えるともう後はラクチンです。スーモとかに掲載されていない部屋も出してくれたりしますし、不動産会社によっては「ルームシェア可」と表記されていない部屋でも大家さんに電話して確認とってくれたりします。

保証会社利用必須について
 これはもう超単純な理由なのですが、借りた当時は親にカミングアウトしていなかったからです。
 賃貸契約をする時に多くのパターンで必要になってくるのが保証人だと思うのですが、親にカミングアウトしていなかったため、二人で暮らす家の保証人を頼むのにものすごく気が引けてしまい、保証人が必要ない物件を探していました。
 なので、保証人を立てる必要がない、金さえ払えば保証人になってくれる保証会社を利用できる物件で探していました。
 で、この保証会社を利用するってなった時にものすごく響いてくるのが「年収」の問題です。これは対保証会社だけでなくて大家さんに対しても重要な要素であるとは思います。

長くなってきたので一旦記事を区切ります。続きはWebで!

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#LGBT #ゲイ #ゲイライフ #同性パートナー #同棲

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