「引き立て役からの抜擢」を起こすやつ
学びを楽しく教育エンターテイメント
いーちゃんこと、岩崎弘資(こうすけ)です。
今日のテーマは「引き立て役からの抜擢」について。
ぼくが「引き立て役」を最初に知ったのは、漫画のスラムダンクです。
湘北対山王戦でゴリ(赤木)が、目の前の川田という同じポジションの敵を倒すところです。
基本的にバスケではマンツーマン、
自分の目の前の相手を倒すということが勝利に繋がっていきます。
ゴリは湘北というチームを勝利に導くため、
目の前の川田を何としても倒すという気持ちで
やっていきます。ただ、ことごとくうまくいかないのです。
そのとき、魚住が現れます。
なぜあの格好をしていたのか謎でしたが、
いきなり大根を切り出したのです。
誰もが「意味のわからない巨人が大根を持ち出して切り出した」
という雰囲気になり、そして魚住は大根で「つま」をつくりました。
刺し身のつまです。つまには色々な意味があります。
鮮度を保つ、見た目をよくする、などです。
要は刺身の引き立て役です。
ゴリは川田を倒すことだけを考えすぎていて、
周りを使わなかったのです。
「自分がここで勝利をすれば、この1対1に勝てば、絶対試合に勝てる!」
ということを信じていましたが、別に自分だけで戦わなくてよいのです。
周りを使って勝てばよい話ですが、キャプテンだからと、つい自分自身でやってしまいがちでした。今はもうパスする仲間がいます。
そこで引き立て役と自分が認め、勝利に貢献していきます。
この引き立て役というのを知って、ひとつの衝撃的な出来事がありました。
ぼくは映像制作の事業をしているのですが、その勉強会に参加した際、
ADという仕事を知りました。
AD(アシスタントディレクター)はテレビでよく見かける光景ですが、カンペを出す、パシリのようなことをする、色々な業務をしており、お仕事の登竜門のようなイメージです。
同世代でも映像の仕事をしてる人が
「今ADなんですよ」という話を聞いていたので、
最初は「やらされてる」という印象でしたが、映像の勉強したときに
実はADが一番重要だと教わりました。
なぜなら「一番仕事を理解してないといけない」からです。
仕事の全体像を知っておく必要があり、
ADがプロデューサーや演者、他の人をうまく使う必要があります。
「時間ですよ」
「ここ準備をお願いします」
「ここの立ち位置に立ってください」
「始めていきます!」
など。全部動いてやっていきます。
引き立て役が全体を仕切って動いていきます。
引き立て役の悪い例を挙げると単純なアクションを繰り返すことです。
アクションとして言えば、パンを買ってきたり、立ち位置の印を付けたり、
時間を把握したり、みんなができる業務をひたすらやることです。
このようなことを繰り返していっても、そこまで能力は上がっていかないです。
時には「こんなことをずっとやっていても自分の将来、大丈夫なのかな?」
となって離脱してしまう人もいます。
引き立て役の「向こう側」に行くのは、
「ここは自分の業務をこなしながら新しいことをつかみ取っていく」
という意気がある人です。
自分の上司であるディレクターだったり、
プロデューサーの考えていることの一歩先をやるということです。
与えられた業務を先読みする。
そうすると次のステージまで行くことができます。
「言われたことだけをやって完了!」としていると、
次のステージまで行くことはできません。
もう一歩「ここもやっておきますよ!」と先読みをして仕事をこなしていくと、プロデューサーやディレクターの業務まで手を伸ばすことができるので、引き立て役の先に任されるプロデューサーのポジションにたどり着くことができます。
与えられた業務をこなすのは、誰にでもできます。
変に休憩をして「ふぅ〜、終わった!完了!」というのはまだです。
いち早く次のステージに行きたい人は、掴み取ってください。
先読みして仕事をすることがたくさんの財産になることは間違いないので、
早急にやることをオススメします。
まとめ
・引き立て役は一番重要。
・誰でもできることをやり、先読みして行動する。
それではまた。