組織の中で、考えを伝える難しさ
お疲れ様です!
本日は「考えを伝える難しさ」ということで、今後のビジネスにおいて、最も重要な要素であると感じていることを考察していきたいと思います。
組織論のスティーブン・Pロビンスは、研究の中で、「人々の労働時間の約70%をコミュニケーション(読む、書く、話す、聞く)に費やしており、集団がうまく機能するのを妨げる一番の要因が効果的なコミュニケーションの欠落である。」と主張しています。そのため、コミュニケーションが集団や組織の中で果たす主な機能は、統制、動機付け、感情表現、情報 であり、集団や組織が効果的に機能するためには、メンバーに対するなんらかの統制を公式、 非公式問わず維持し、彼らを業務遂行に促し、感情表現の手段を提供し、意思決定における選択を行うことが重要であります。
この研究からもわかるように、相手との意思疎通という当たり前なことを効果的にし、伝達効率を向上させることが組織を機能させる最も有効な手段であると考えられます。私自身も考えを正確に伝達することが得意ではなく、日頃から注意しなければならないことも多くあります。
組織のコミュニケーションの仕組みは各組織に合わせた方法を自分たちなりに見つけ出すしかないと思いますが、個人対個人の考えの伝達の時に最も効果的であるのは「傾聴」することを心がけることだと、私は考えています。
特に経営者のような立場が上になるにつれて、相手に伝えることばかりに意識がむきがちになりますが、相手の考え方に合わせて話すことができなければ相手に理解する形で伝達することは不可能であると思います。そのため、伝達が上手な方は、まず話を聞いて相手が何を求めているのかを理解し、それに適応させた言い方でこちらの考え方を伝達することを無意識のうちにできているのだと思います。(正直羨ましいです、、、)
コミュニケーションの基本的な技法として、「おうむ返し」という手法は有名であると思いますが、まさにこれも「傾聴」しているからこそできる手法なのではないかと考えています。どんな人でも自分の考えを受け入れてくれる人に対しては、相手のことを理解しようと考えてくれる傾向があります。そのため、まず相手の話を聞いて理解した上で考えを伝えやすい環境を整えることで、感情的な側面を極力排除して意見交換を行うことができるのではないかと考えております。
コミュニケーションに関しては、様々な見解があると思いますので、一度多くの方に普段心がけていること手法を聞いて統計をとってみたいものですね!
ご覧いただきまして、ありがとうございました!
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