ベンチャー企業のリスクの要因とは

お疲れ様です!

本日は、「ベンチャー企業のリスクの要因」について、考察していきたいと思います。

日本人の開業率(4.5%)、起業者・起業予定者の割合(4.8%)とベンチャー企業を起こす人が少ないことが有名ですが、良くも悪くもリスク感覚が鋭すぎる民族なのかもしれません。(日本経済再生本部決定、[ベンチャーチャレンジ2020]より)これまでに、政府はストックオプションの導入(1995)、エンジェル税制の創設(1997)、ファンド法制の整備(1998)、新会社法による最低資本金指定の撤廃(2006)など、様々な対策をしてきたにも関わらず、起業する割合が増加しない現実があります。日本人が起業しない理由は定かではありませんが、一つの要因として「下降リスク」に対する考え方があるのは事実だと思います。


起業をする上での「リスク」の主な原因は2種類あり、「不確実性」と「情報の非対称性」による影響が強いと言われています。(経済学的な視点のお話です。)

「不確実性」とは、現在の事業や技術につ いて資金提供者が十分に理解していても、将来の市場状況やイノベーションを予知することは極めて困難であることです。「情報の非対称性」とは、経営者と資金提供者の間の情報の非対称性によって、経営者がどれだけ有望な投資案を持っていても、資金提供者がそれを理解できなけ経営者と資金提供者の間の情報の非対称性によって、経営者がどれだけ有望な投資案を持っていても、資金提供者がそれを理解できなければ出資を受けることはできないことです。

投資を行う側がリスクを管理する方法はありますが、残念ながら経営者側がリスクを減少させることは難しいです。(投資側のリスク管理は、段階投資、種類株式、VC契約、ディスクロージャーなどがあります。)

そこで私が考える仮説として、起業家は強烈な「認知バイアス」に囚われているという考え方です。心理学的な認知バイアスとして、確率を正しく認知できないバイアスが存在しており、確率が高いものを低いと感じ、低いものを高いと判断する危険性があります。例えば、飛行機を以上に怖がる人は認知バイアスにかかっている証拠だと思います。

その中で、明らかにリスクが大きすぎる起業という選択を行う起業家は認知バイアスにかかりすぎていることで、高いリスクを低く見積もっている危険性があります。そのため、バイアスにかかることが必ずしも悪いことではないのかもと考えており、バイアスを信じ切ることでリスク管理だけでは辿り着けない領域に辿り着ける可能性もあります。(もちろん、低確率です。)

この考え方が変化してきたら、またnoteに記載します。トライアンドエラーで、学びながら記録して成長していけたらと思います。

ご覧いただきまして、ありがとうございました!


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