自分は天才か、秀才か、凡人か。
お疲れ様です!
本日は、「天才を殺す凡人」という本の内容について、考察をしていきたいと思います。
以前このnoteで記載した起業家タイプと事業家タイプのお話があった方と思いますが、その派生バージョンだと思っていただければと思います。
この本の中では、人間の思考的特性として大きく分類すると3種類であり、「天才型」「秀才型」「凡人型」があるとされています。 この中のどの型優れているなどはないですが、天才<秀才<凡人の順に人数が少なくなります。この型は、人間力学に基づいたタイプ分類らいしいのでぜひ参考にしてみてください。
では、自分がどこに分類されるのか、客観的に判断する指標として、自分がよく活用する主語を思い出してみてください。
Iタイプ・・・主語が自分(I)。自分がどうしたいか、自分はどう思うかを軸に考える。
Yタイプ・・・主語が相手(you)。あの人はどう思うか、どう感じるかを軸に考える。
Wタイプ・・・主語が家族や仲間(we)。自分を含めたチームがどう感じるか。どうあれば幸せなのかを考える。
このタイプは、綺麗に当てはまることはないと思うので今日からでも、リラックスして考えるときや、主語がどうなっているかをカウントしてみてください。
Iタイプが「凡人型」、Yタイプが「秀才型」、Wタイプが「天才型」です。あまり認めたくない部分もあるかもしれませんが、合理的に自分の特性を判断することが能力を発揮することができる近道かもしれません。(ここで記載された指標だけが全てではありませんので、もしかすると主語が自分でも天才型はいるかもしれないし、仲間を主語にしても秀才型もいるかもしれません。)
では、なぜ凡人が天才を殺すことになるのか、根本的な原因はこの3つの型の間にコミュニケーションの断絶があることです。天才は大きな尺度で判断し、全体最適を考えることが多いです。しかし、その天才型は凡人型や秀才型に対して伝達する能力が乏しく、相手に自分の考えを伝えることが難しいことが記載されています。そのため、天才型の考えの一端が見える秀才型はまだ良いのですが、凡人型からすると何を言っているのか理解することができないので、批判的な視点で天才型を見ることになります。天才は多くの人に理解されたいという欲求を強く持っていますが、世の中凡人型の数が多いので理解されていない現実を受け入れられずに殺されてしまうことがあるそうです。
才能を持って努力しても天才型は環境に恵まれなければ殺されてしまう危険性がありますが、そんな天才を救う鍵は「秀才型のゲートキーパー」と「凡人型の共感の神」であると考えています。
まず、「秀才型のゲートキーパー」は天才型の考えの一端を理解することができ、かつ凡人型にその考えを伝える能力に長けていることが条件になります。天才型と凡人型のコミュニケーションの架け橋となるような存在になることができれば、天才型は凡人型にも理解されやすくなり組織として機能する可能性が高まります。
次に、「凡人型の共感の神」について、この表現は実際に本の中でも登場した表現であり、凡人型の中の極一部に共感力が高すぎて天才を見分けることができる人材がいるそうです。この人材が組織にいると、天才は理解者ができるので能力を発揮することができることが考えられます。
上記のことから、天才型、秀才型、凡人型などありますが、凡人型の中にも天才的な共感の神もいますし、その人の能力適性を発揮できれば優劣は存在しないのではないかと考えます。
また、自分自身を理解することはそんなに簡単なことではないと思いますので、自己分析を定期的に続けて行けたらいいですね!
ご覧いただきまして、ありがとうございました!!
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