町工場に学ぶ大手との差別化
お疲れ様です!
本日は「町工場に学ぶ大手との差別化」について、先日工場見学をさせていただいた経験から自分なりの考察をしていきます。
私が見学した町工場は精密板金加工やレーザー加工などの技術を用いて、半導体関連や医療関係など様々な分野の製品の一部を作成していました。元々は後発的に板金加工から入ったので差別化が難しい現状があった中で、経営者が変わったり、色々と問題が発生したことで考え方を変えていったそうです。変わり始める前は、どこに使われている部品なのかもわからずに大手からのオーダー通りに制作するだけだったらしいですが、突然社長が経験したことのない製品の大枠の受注をとってきたことから、職人さん達がどんどん新しい発想でものづくりを行ったことが様々な分野に進出するようになった経緯らしいです。
その後も、当時自社サイトを持っている町工場が少ない中でインターネット受注に挑戦したり、大学と連携し海底探査の機械を作ったりすることを行い表彰されたことがある企業です。
その町工場を見学した時に感じたことは、中小企業やベンチャー企業などリソースが大手に劣る企業が生き残っている場合は、製品やサービスの強みよりそこまでの過程に対するプロセスが強みになっている傾向があることを再認識することになりました。製品やサービスの質で大手と勝負できることが理想ですが、そうもいかない現状があるなかで町工場では「どんな製品のどんな段階でも作れる」ことや、「作るまでのスピード」など、製品を作るまでのオペレーションの部分が大手に勝る強みとして、押し出してきたことで生き残ってきた現実があるように感じました。また、時代背景も合間って大手が強い交渉力を持っているわけではなく、対等に条件を提示し合えるだけの技術力とオペレーション能力をうまく活用しているイメージでした。
これは、町工場だけの話ではなく、アプリやソフトなどのサービスの展開でも活かすことができると考えており、自分自身の事業にも活かすことができるのではないかと感じている次第です。どうやって差別化していくべきか考え直す良いきっかけになりました。
ご覧いただきまして、ありがとうございました!
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