NewsPicksアカデミア行ってみた「幕末史から学ぶサラリーマンの生存戦略」
昨日華金の晩、行ってみたいと思っていたNPアカデミアに、田端さんサロン参加者の招待枠ありとのことで行ってみた。
幕末史から学ぶサラリーマンの生存戦略(ゲスト:田端信太郎氏・伊藤賀一氏)https://newspicks.com/academia/events/153
歴史って、なんというか、教科書に載っている「字面」だけを覚えるような学習を中高時代していたけど、オトナになってから映画やドキュメンタリー番組で歴史に触れると面白いなーと思うことが多い。
その理由が昨日また明確になったなーという印象。何かって言うとやはり「その字面の裏側にある、歴史上人物たちのドラマとか思惑とかが見える」と面白いんだなーと。肌感のあると言いましょうか、レキシが立ち上がってくる感じですね。
伊藤先生と田端さん、そしてモデレーター最所さんたちの熱量あるトークでいろいろ面白かったのですが、昨日印象的だった話をいくつか、pickしてみたいと思います。※冒頭の画像勝手に使ってダメだったらすみません!
歴史=history=his(her) story
おもしろい視点だなーと思いました。勝てば官軍ではないですが、確かに歴史は、なんらかの口伝・書物・写真・遺物などで語り継がれていくわけですが、当人の意図は多少なりとも反映されてますよねきっと。ピラミッドとか古墳とかもう「俺って、すげーたくさんの皆に何年もかけて墓作ってもらえるほどのオトコだったんだぜ!」みたいな意図ですもんね。
なので田端さんからは「歴史に残る残らない関わらず、自分がどういう人物として生きるか、自分でストーリーを決めて生きよう」的なメッセージがされてました。
江戸城総攻撃回避は二人の男の大局観と大義により成された
薩長側の西郷どんと幕府側の勝海舟が、薩長が幕府軍を包囲して西郷ドン優位で会談をした訳ですが、普通に考えると、優位側が自分たちの利益を追求して、物事を推し進めるところです。
しかし、二人の頭には「薩摩藩の利益」だとか「幕府の利益」だとか「江戸は俺たちのもんだ」という小さなことではなく、「いやここで俺たちドンパチやったら江戸のみんな困るよね」「そもそも世の中、誰のものとかじゃなくて、国として考えないといけないよね」という大きな考えがあり、これからの社会をどうしていくかという大義があったのだろうと。
対談で面白い切り口として紹介があったのは
「いま風に会社に例えると、西郷ドンは薩長側社長から命を受けた事業部長、勝海舟も徳川社長の部下。その部下たちが、合併交渉中に”いや自社の利益とかじゃなくて、世のためにどうするかっしょ。上司の意向は一旦置いておこう”ということになっている。」
なるほどーと。上司のことばかり見て仕事していたら、確かにこういう会談にはならなかったのかと思いました。社会のために働いていたんだと。
特に、モデレーターの最所さんも勝海舟の大ファンということで勝海舟トークが盛り上がっていて
勝海舟のいいところ
・徳川慶喜の部下でありながら、めちゃズケズケしたから意見する。
・嫌われることがあってもズケズケいく、社会、大義のために仕事する。
・しかし、徳川慶喜が倒幕された後、一度は名誉が失墜するが勝海舟がその名誉を回復するまで立ち回る、というスーパー家臣だったと。
他にもいろいろおっしゃっていたような気がするけど、こんな感じ。コレ聞くとスクリーンに出てた勝海舟もかっこよく見えてきてました笑
伊能忠敬ってかっこよくない?
田端さんが好きな伊能忠敬の話になり、理由としては、伊能忠敬は自分の家で仕事することしたら、50歳で(当時の50は今の80歳ほど!)上京して
自分より若い先生に教えてもらいながら、そこから日本地図を作り始めたと!まじか、そんな高齢からだったんだ、という驚き。ホントにいつから始めても遅くない、という感じですよね。
(しかも個人的に、変な感想なんで理解されないかもですが、なんかこう高齢から日本歩き回って地図を作った、というのが、偉そうな感じとかチャラい感じとかなくて、すっと「すごいな」って入ってくる笑)
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そんな感じでいろいろと歴史上の人物の生き方とかドラマとともに、今の人が生きるヒントってなんだろうね~という話が進みました。
個人的にはまとめ的な部分で印象に残ったのは
自分の大義のために、自分の命を使い切って生きられるか(死ねるか)
みたいなところだったかなーと思います。
30歳を前にして、仕事も楽しいけれど、自分の大義は何だろう、とここのところボンヤリとシャワー浴びながら、イベント出ながら考えてるけれどここでも考えさせられるところです。
考えてばかりでも意味がないので、いろいろ行動してみよう!ということと思いますが。(だからまずはnote書いてみた。いつも書くの面倒なのに…)
サイエンスは科学であり、誰でも同じように出来るようにすること。アートは、同じようにやっても、同じにならない。自分という人生、自分というブランドを生きるのは、サイエンスというより、アート的だ。
というような趣旨を「ブランド人になれ!」を出された田端さんが締めくくっていらっしゃいましたが
自分は自分の人生をどうアートスティックに生きるかなーと。いきなり大きなことは出来なくても、一歩ずつやなと思います!