京成立石でせんべろ飲みしたら衝撃的だった話
京成線に「立石駅」というところがありまして。ぼろい駅舎、大阪の新世界や十三を想起させるような古臭い感じの商店が軒を連ねておりまして。大阪天満に住んでいたことを懐かしくなりまして。こういう古い感じの街はなんとなくほっとする感じもあります。
ただ入ったのは、ほっとすることはあんまりできないお店でした。笑
入るまでに店の前の列に並ばないと入れないような有名店なのですが、とにかくお店のルールをバシッとお客さんに注意するおばさんに圧倒されます。 こういうお店もあんまり出会えないので、貴重です。早稲田にあった「エルム」は閉まってしまい、二人で行ってカレーとカルボナーラと別々のものを注文すると怒る親父も居なくなってしまった今、こうしたお店は都内にどれほどあるんでしょう。
・入店時、少しでもおばさんの指示に従わずに、おばさんの前を通って席に向かおうとするもんなら「待ちなさい!ここで待って!言うから!」
・前の店で飲んで酔っ払ってから入店してはいけないらしく、赤ら顔のお客さんを見つけると「あんた、飲んできたね!本当は入店させないんだよ!今回だけね!」(ちょっとフレキシブルな対応。)
・ビールを持ってきてくれたので受け取ろうとすると、おばさん的には栓抜いてから渡そうと思っていたらしく「まだ!触らない!」
・他のお客さんの注文を取っているおばちゃんの後ろで盛り上がると「静かにして!聞こえないでしょ!」(学校みたいに、シン、ってなりました)
・1時間くらい飲んだ頃に「もういいよね、お会計7700円ね!」
とにかく挙げればいろいろ出てくる1時間でした。
ちょっと面白かったのは、おばちゃんに何度か窘められた隣の席のお上品系のレイディーが、窘められすぎて、自分も感化されたのか、後輩がタバコを吸っていて灰皿に置いていたら
「これ、そろそろ火消して」
と後輩を窘め、後輩がぽかんとしていたことです。
もう何が正しいのか分からないこの店では、まわりに神経を張って、ミスをしない飲み方が求められます。いやー、だいぶ疲れました。大阪の下町のおばちゃんとは違う圧倒的な存在感でした。
ちなみにこの店の壁にはこの店の理念が。
「その一言が人を傷つける。その一言が人の心を温める。」
あったまりました。
おしゃべりな一方、筆不精ですが、がんばって色々書いていきたいと思います。反応の1つ1つが通知で届きますが、励みになりますので、どうぞよろしくお願いいたします。