演劇マーケ青

演劇マーケティング論の入り口

twitterでで、どうしたら演劇やアートがもっと社会に広く受け入れられ盛り上がるのか?、という問いに対して、思いついたことをツブツブと呟いています。

なぜなら個人的なビジョンとして

「演劇がもっと社会と繋がるものになり、自分自身も演劇を楽しみ、アーティストの皆さんも持続的に活動ができ、多様な演劇・アート作品が街に溢れ、アートを切り口に 様々なテーマで対話が行なわれ、いきいきと生きる人が多い世の中」にしていきたいからです。

Twitterはフロー情報であり、タイムラインという大海原をすぐに流れて漂流していってしまいますので、ここnoteにストック情報と溜めながら、考えをまとめていきたいと思い、エントリーをしています。

そのため日々工事中ということで大変ご迷惑をおかけしますが、近隣住民の皆様にはご理解のほどよろしくお願いいたします!

それではここから【課題編】

1. 演劇は「説明できない」
「あの芝居どうだった?」と聞かれても言葉で言い表せない。リアルタイムに、脚本、演出、役者、音、光、空気、n個の情報が行き交う。映画やNetflixみたく予告映像見せれない。写真見せても伝わらない。組織開発ワークショップ営業も同じ課題。

2. パイが小さい(データ要更新)
ライブエンタメ市場は2017年5138億(うち音楽が3466、ライブは1671億)ライブにはミュージカルなど、いわゆる演劇だけでなく様々含まれる。corich調べで09年時点都内に1900劇団、大阪190。全国で数千あろう。パイとりあわず広げねば。

3. 一部の演劇人の活動目的。
収益成長カーブをどう置くか企業経営の話と同じですが、演劇人が何人から幾らお金をもらい活動したいか。僕の周りには大きく稼ぎ活動しようという人は少ない(悪い事ではない)マーケティングするインセンティブが働かない。意思の話。

4. 鑑賞ハードルの高さ。
特定の日時場所に行き、予告もチラシしか無く、1.5時間狭い椅子に座りっぱなし。映像より疲れる。種類も様々で何を観たら良いか分からない。当たり外れある。予約方法も分かりにくい物が多い。鑑賞後「僕はなにを想えばいいんだろう」状態。→一方で「分からないものを、分からないまま、一旦受け取り、それをどういうことなのか探求する帰り道こそ、知的好奇心の興奮を促すものである。促し方が十分か?という話である。

5. 公演当たり売上の制約。
演劇関係者は「劇場キャパが防災法で決まってる」を嘆く声が多い。大人気公演も席数×公演数が最大(物販やテール商品覗く)大きな箱を借りるリスクを負えるか勝負。元手や再現性高い公演生産体制が必要。さらに近年都内の席数減少が起こっている

6. 日本における演劇文化。
課題2と通ずるが日本では演劇が政治的思想プロパガンダに活用されてきた歴史やアングラなイメージが付き纏う。それはそれで仕方ないがそれ以外もある認知が薄い。昨年アヴィニョン演劇祭に行ったが大学祭やフェスに近く、行政の支援も手厚い。

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それではここから【施策(の方向性)編】

●課題1「説明できない」施策1

演劇を「カメラを止めるな!」のように説明・オススメ出来るようになるには?媒体は言語、ビジュアル、音、様々。有名劇団はラジオCM、交通広告などで言語とビジュアルで説明している。小劇団が主語なら圧倒的費用対効果での説明が必要。1発ではない継続説明。

●課題2「演劇を見る人のパイ(市場)が小さい」施策1

演劇興味ない人に来てもらう。受け皿は劇場だけか。アヴィニョン演劇祭は店先でパフォーマンスして敷居を下げ劇場流入を狙う。生活者の日常シーンに演劇的接点を作る。BAR公演や結婚式フラッシュモブ、路上ミュージカルもある。施策は意外と既にチャレンジしてる。

●課題3「演劇人の収益も含めた活動目的」施策1

演劇人は儲けに興味が無い?否。少なくとも今の貨幣経済で活動継続のため資金が必要。意思はあるがマーケティングの意思や経験が薄い?オカネと演劇の関係性を対話する機会が欲しい。マーケ意思さえあれば本人がやらずとも外部依頼も可能。青写真の対話が必要。

●課題4「鑑賞前後のアクションのハードル(敷居)の高さ」施策1

ユーザーが演劇を知り、調べ、予約し、来場し、観て、感想を持ち帰り、周りと話し、再来場し、コアファンになるまでUXデザインが必要。言うは易し。あらゆるマーケターが日夜思考してる。演劇マーケターはUIUXデザイナーとして仕組みを作る。予約サイトは超一部。

●課題5「公演あたり売上の天井問題」施策1

公演あたり収益源の創出。チケット価格、席数、物販、投げ銭、出資、テール商品、リピート。価格で言うとロンドンの劇場は女王席と学生席では価格差があるそうだ。ただ提供価値は違えどNetflixに勝てるか?物販は近年盛ん。リピートはコアファンのみで手薄な印象。

●課題6「日本の演劇鑑賞文化」施策1

文化は誰がどう作るのか。国?ヒトや流通する情報が作る。ネット世界では情報を止めない事が王道。ヒトが情報を独り占めせず流したい受けたい回したいように。由緒を見られる文化はフローだけでなくストック情報も大切。真善美も。その文化に触れ豊かになるか?


ここから【想い編】

追って更新します。

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普段考えては発信している、演劇マーケティングや、アートビジネス、「場のファシリテーション」、ビジネス周りのことなどはフロー情報でよろしければtwitterから見ていただけます。ぜひ、演劇やアートのマーケティングについて自由にフラットに意見交換や対話しましょう!


おしまい。

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YOMOYAMA-NIKKI
おしゃべりな一方、筆不精ですが、がんばって色々書いていきたいと思います。反応の1つ1つが通知で届きますが、励みになりますので、どうぞよろしくお願いいたします。