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京都初心者が行く! ~街ブラから見る徳島との違い~

私は京都の大学に進学し、徳島から京都にやって来た。入学から2カ月が経ち大学にも少しずつ慣れてきた。しかし、ものすごくめんどくさがりな私。大学と家を往復するだけの不毛な毎日を過ごしていたのだった。そしてある時私は思った。「あれ、俺京都知らなくね?」これではいかん!と思い立った私は京都の町に繰り出したのだった。

驚き1. 神社 

町に繰り出し最初に私の目に入ったのは、神社であった。さすが京都と思いながら鳥居をくぐる。

この神社の名前は晴明神社。陰陽師「安倍晴明」を奉る神社だ。他の神社とは雰囲気が違い、式神の像などもあった。

この神社の他にも多くの神社を見かけた。そして、どれも立派で整備の行き届いた様子である。過疎化などで廃れる神社も多くある現在。私の地元の徳島では四国88箇所に選ばれている神社は安泰な一方、地域の神社はすたれつつある。そんな現代において京都の神社の様子は地域に愛されていることを示すものだと思う。

驚き2.大通りと路地

交通量の多い大通りを横切り路地に入ると、途端に音が静かになる。すぐ近くに大通りがあるのを忘れてしまいそうになるほどだ。

住宅の多くは木造であった。木造は木造でも気品さや涼しさを感じさせるような木造住宅である。建築用式も他とは違うのだろうが、あの美しさは人が住み続けているからこそのものだと思う。

驚き3. 川?

堀川があった。私としてはこの川を川とは呼びたくない。なぜなら徳島で見てきた川とは明らかに様子が違うからである。

まぁ大通りや路地の近くであるし、地域の人が安心して散歩したり遊んだりできる憩いの場にもなっていると思う。ただ、個人的な思いとしては魚はいてほしかった。

終わりに

今回の街ブラから、私は京都に人が集まる理由を考えた。観光名所が多いから、伝統ある地域だから、というのももちろんあるとは思う。しかし、今回の街ブラから理由は他にもあると感じた。神社も普通なら元旦以外は収入は少なく経営が厳しいだろうし、木造住宅も不便なところが多くあると思う。それでもこれらが残っているのは、京都の人たちが残そうと努力した結果であるし、それらが「京都らしさ」というものを作っていると思う。

私は過疎地域出身で正直京都のことは「観光名所あって、勝手に人よってきてずるいなー」って思っていた。しかし今回のことからその考えは間違っていたと感じた。

ディープな京都を知れる街ブラ、おすすめです。

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