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大好きな山燕庵とSHIRO

おはようございます、こんにちは、こんばんは!
小杉湯番頭のえりこです。今日のお風呂「山燕庵 米ぬかの湯」を企画した小杉湯とコスメと甘酒が大好きな人間です。

もうすぐ2月も終わりに差し掛かる今日この頃。
この季節の最大の悩み・・それは「乾燥」。

元々ニキビ肌・乾燥肌だった私にとって、12月〜3月の乾燥は大敵。毎年この時期になると、いつも以上にスキンケアを調べては試し、朝鏡の前で一喜一憂しています。

そんな私が大好きなスキンケアが「SHIRO」。

背伸びな価格に怖気付いて、なんだかんだ2年ほど買えずにいたのですが、とあるきっかけで昨年末ついに購入!クレンジング、化粧水、美容液から始まり、ルームフレグランス、香水、ハンドソープと・・もうSHIROの虜です。

さて、そのきっかけが何かといえば・・

山燕庵の米ぬかがSHIROで使われると知ったからです!(大ニュース)

SHIROは北海道砂川市から生まれたスキンケアブランド。社長自ら産地を直接訪れ、生産者の想いを汲み取って商品を作ってきました。柔らかい雰囲気とシンプルなデザインを兼ね備えており、女性を中心に大人気なブランドです。

そして、山燕庵(さんえんあん)といえば、もう4年以上、小杉湯と一緒にお風呂を企画してきたお米農家さんです。

山燕庵杉原さん
いつもお風呂に掲載しているポスター

小杉湯でこのお風呂ポスターを見たことがある方も多いのではないでしょうか。

小杉湯と山燕庵の出会いは2020年。
1月に初めて一緒に米ぬかのお風呂を企画し、早いものでもう3年のお付き合いになります。体が温まり、肌がツヤツヤになるお風呂は、小杉湯スタッフにもお客さんにも根強い人気です。

2021年末には、小杉湯でコラボしている生産者さんが集まり、「小杉湯にぎり」を1日100個限定で販売しました。

イベント当日の記念写真
左下が山燕庵 杉原さん

山燕庵のお米「コシヒカリアモーレ」を、釜浅商店の釜で炊き、梅ボーイズの梅干しを入れたおにぎり。当日はあまりの人気で、大行列。早々に完売してしまい、小杉湯スタッフ、遠方からお越しいただいた生産者のご親族分が無くなるという、うれしい悲鳴が起きました。笑

このおにぎりを食べた人は、もれなく山燕庵の虜・・。写真を見ているだけでもお腹が空きますよね。

番台前で山燕庵の商品を販売する杉原さん

私自身も山燕庵の「コシヒカリアモーレ」「玄米がユメヲミタ(甘酒)」の大ファン。今回のお風呂開催に向けて、最近はずっと「コシヒカリアモーレ」を食べて気持ちを高めています。(贅沢)

本題に戻りますと、そんな大好きな山燕庵と憧れのSHIROがコラボレーションするわけです。こんな歴史的タイミングで買わないわけにはいかないと大興奮。

真っ先に店舗へ向かい、SHIROデビューに至ったわけです。

すでに最高なのに、もっと進化するって?

今回のSHIROと山燕庵のコラボは、SHIROの代表作「酒かすシリーズ」が「酒かす米ぬかシリーズ」にリニューアルされるという大ニュース。

酒かす米ぬかオイル

大人気な「酒かすシリーズ」の酒かすはそのままに、米ぬかが追加されました。SHIROが認めた米ぬかの力・・。

どれだけすごい商品が生まれるのか、楽しみで仕方ありません。

山燕庵の米ぬか

米ぬかは栄養の宝庫

ただふと思ったんです。「酒かす化粧水」はよく聞くけど、「米ぬか化粧水」って聞いたことないなあと。

米ぬかは健康にも美容にも最適な成分ですし、特に年齢が上がるにつれて不足するアミノ酸を補完できる成分として、SHIROでは10年以上、米ぬかスキンケアが検討されてきました。

※米ぬかの胚芽部分には、抗酸化作用をもつビタミンE、体の構成成分になったり体内機能を調節するミネラル類、体の有害物質の排出を促進するフィチン酸などの成分。表皮部分には整腸作用がある食物繊維が含まれています。

しかし、商品化に至ったのは今回が初めて。

それもそのはず。米ぬかをスキンケアにすることは非常に難しいんです。

一般的に米ぬかは廃棄されることが多く、品質を維持して保管している農家はかなり少数。すぐに酸化してしまうので、少しでも保管状況が悪いと酸っぱい匂いを伴い、成分として利用するには向きません。

SHIROでも、商品化を何度も試みては失敗していました。

「米ぬかを活用したい」杉原さんの思い

しかし、山燕庵の米ぬかは別物だったんです。

元々、山燕庵の杉原さんは、副産物である米ぬかをそのまま捨ててしまうには勿体無いという思いから、米ぬかの活用方法を模索してきました。

その結果、米ぬかを使ったカイロ「ぬくぬくのぬか」、オフィスでも使えるデザイン性の高い自然素材カイロ「ヌカモフ」が誕生。

「ぬくぬくのぬか」
「ぬくぬくのぬか」使い方

「ぬくぬくのぬか」は、ぬかとお米とお塩、ハーブが数種類入っていて、ぬかを布の袋に入れて電子レンジで温めるとほかほかと保温時間が続くカイロです。部屋の中だと30~40分は温かさが持続。何度も繰り返し使えるエコな商品。

ヌカモフ

「ヌカモフ」は、「ぬくぬくのぬか」から派生した商品。山燕庵の米ぬかに、PR会社の70seeds が出会い、アパレル会社のALL YOURSが毛布に包み、MUKUが縫製しています。

いい米ぬかを通じて、いいお米を知ってもらう

米ぬかを使った商品を作り、さまざまな企業とコラボレーションする山燕庵。その取り組みの背景には、「米ぬかを通じて、山燕庵のお米を知ってほしい」という杉原さんの思いがあります。

日本でのお米の消費量は年50万トンも減少しており、消費量は下がる一方。お米を知ってもらえる機会は限れており、昔ながらのやり方ではなかなか顧客に認知してもらえません。

だからこそ、「米ぬかが入っている甘酒」「米ぬかが入っているカイロ」という、顧客が手に取りやすい商品を作り始めました。

「こんなに甘酒が美味しいってことは、お米も美味しいんだろう」

まずはそんな入口から知ってもらうことが重要です。一度食べてしまえば、間違いなく山燕庵のお米が好きになるから。

甘酒「玄米がユメヲミタ」と、お米「コシヒカリアモーレ」

全ては里山を守り続けるために

杉原さんがここまでお米に情熱を注ぐ目的は、一つ。

里山の循環を守ること

石川県能登半島 志賀町にある田畑

山燕庵は「自然の営みの中で生かされている事を感じることこそ、豊かな生き方につながる」という考えを大切にしており、それを「深呼吸農法」という言葉で表現してきました。

その言葉が生まれた背景には、杉原さんの経験が関係しています。

杉原さんは農家に転身する前、都内のIT企業で10年ほど勤めていました。ベンチャー企業が急成長する時期に入社したこともあり、毎日激務が続いていたそうです。次第に、体も心もボロボロに。毎日蕁麻疹が出る状況でした。

そんな中、2005年に杉原さんのお父さんが、老後の新たな仕事として開始したのが福島県でのお米作り。月に何度か一緒に行って農作業の手伝いをしている時間は、自然に生かされている事を体験する事ができた貴重なものだったそうです。

大きな節目は、2011年の東日本大震災。

風評被害により、福島県産の農作物が全く売れず、「安心」「安全」とは何か、大きく考える機会が生まれました。このとき、杉原さん自身が、「安全で美味しい食」と「その循環を大切にできる環境」を作りたいと考え、お父さんの会社へ転職。農業を始めました。

元々、自然循環型の農法「松本農法」を取り入れて高品質のお米を作っていましたが、震災後の販売は厳しい時期をなかなか抜けることが出来ず、石川県能登半島に移転を決意したそうです。

「豊かな生活」を教えてくれた原点を福島を離れることとなり、非常に寂しい思いをしたと同時に、石川県の新たな田畑での「豊かな生活」を守るため、変わらぬ思いと農法でお米作りに向き合っています。

この土地に優しい農法で作った最高品質のお米。そのお米の良さを1人でも多くの人に伝えるため、米ぬかを使った商品を開発してきました。

SHIROは山燕庵のお米を知ってもらう新たな機会

今回、SHIROのスキンケアで山燕庵の米ぬかが選ばれたことは、米ぬかカイロや甘酒と同じく、山燕庵を知ってもらう新たな機会です。

SHIRO店舗での紹介

化粧水を肌にかければ、米ぬかの良い香りを堪能でき、翌朝の肌を触れば、米ぬかのパワーを感じることが出来ます。

今日のお風呂、記事を通じて山燕庵に興味を持ってくださった方は、ぜひSHIROの店頭へ行って試してみてください!

山燕庵が、愛を注いで作ったお米の力が一人でも多くの方に届いたら嬉しいです。

山燕庵のお風呂

最後に、小杉湯で実施する「山燕庵米ぬかの湯」の告知です。
(山燕庵について語りすぎて、お風呂の紹介が末筆となってしまいました。。お風呂でも米ぬかを堪能しにきてください!)

開催期間は、2023年2月24日(金)〜2月26日(日)の3日間!

番台前では、甘酒「玄米がユメヲミタ」を(SHIROの発売日2月22日にちなんで)限定22本販売いたします。

25,26日の2日間は、甘酒の試飲会を実施予定。
時間が決まり次第、SNSで告知します、お楽しみに!

当日は、豆乳割りも試飲できる予定です。

なお、今回の3日間は「玄米がユメヲミタ」のみ小杉湯で販売いたします。それ以外の山燕庵の商品、ならびにSHIROの商品は、オンラインサイトまたはSHIRO店頭よりお買い求めください!

山燕庵オンラインサイトはこちら

SHIROオンラインサイトはこちら

心も体も温まるお風呂を沸かせて、お待ちしております〜!






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