NHKニューイヤーオペラコンサート
Twitterをふと見たらフォローしている@nhk_classcalのお知らせで、
第67回NHKニューイヤーオペラコンサート放送中だというのが目に入った(リアルタイムな話かどうかは未確認)。
それこそ私が中学生の頃、
ありがたいことに我が家にはビデオがあった。
これはなんと、ラジオの懸賞で応募したら当たったものでラッキーこの上なく、VHSで3倍設定にして好きなものを撮ったり、タイマー予約して見られないはずのものを見られたり❣️という当時としては夢のようなテレビ生活だった。
NHKのニューイヤーオペラコンサートは毎年楽しみで録画しては何回見て一緒に歌っていたかわからない。有名なアリアはここからも覚えたんだろう。。素敵な声っていったいなんという魔法なのかと惚れ惚れすると共にどうやったらそんな声になるのか、、日夜あーでもないこーでもないとワーワー歌って、、
たまに早く帰ってきたり土日だったりで在宅していた父には「カラスうるさい」と文句を言われ続けていたものでした。
💕藝というものは、
観聴きした後に思い返して
胸に思い浮かぶその印象こそが
本体であると…💕
林家彦六師匠のご著者で読んだと勝手に記憶しているが定かでありません、、
今日胸いっぱいに広がる音楽。
当時のNHKニューイヤーオペラコンサートを思い出すと浮かぶ山路芳久さんのタミーノだ!
モーツァルト作曲のオペラ『魔笛』
♫ Dies Bildnis ist bezaubernd schön〜
そもそも
なんと優美な、甘美な音楽だろう…
いや、名曲を集めたコンサートなので
どれもこれも素敵なのだけど、、
自分で歌いたいのは女声のアリアが多いわけだけど、、
テレビなので、、、生で聴いているわけではないのに、
素敵だった〜。。
多分…中1かな、、ワタクシ12歳…およそ40年も前の映像の体験が今もなお私の心を潤してくださるという魔法。
後にウィーン国立音楽大学(当時名称)に留学させてもらえる機会を得、土日に暇を見つけてはウィーン国立歌劇場(Wiener Staatsoper)の立ち見席に通う学生となり、『魔笛』も何度も見に行った。
30年も前の体験が今も私の中で生きている幸せ。
私の人生が、時を超えて、音楽とともに「冒険の旅」を体験しているのを、
実感させてもらえる、名曲との出会い。
感謝と感動しかない。
山路芳久さんはあの後、若くして急逝された。
驚きのあまり立ち尽くしたのはいうまでもない。
しかし歌声はまだまだ体内に健在で私を生かしてくださる。
音楽は魔法である。