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人形屋佐吉(マリアの心臓)について②

【経過報告】

前回の記事の経過報告です。

作品の行方についてのらりくらりと返事をかわされ音信不通になっていた片岡佐吉氏に対して、警察、弁護士への相談のもと手続きを進めておりました。

それに対して佐吉氏から返答があり「作品を預かったまま未納であったことお詫びします」と作品代金の入金がありました(「これで手打ちにしろ」と言わんばかりの、一方的に減額した金額でした。)

引き続き手続きを進めたところ、先日ようやく残額の入金がありました。

前回の時点で完全にうやむやにしたまま逃げ切ろうとしていたので、ここまで手続きをしてやっと話が動いたといった感じです。

ですが、「お人形は預かっていない」と言っていたのは何だったのか、「帳簿が無いからわからない」の一点張りでうやむやにしようとしていたこと、作家の預かり知らぬところで行われた転売、各作品の販売先が全くわからないこと、これらに対しての返答は無いままです。

上記の件については今後も問い合わせを進めるつもりですが、引き続きマリアの心臓で販売された作品について、過去に購入された方がいらしたら御一報頂ければ幸いです。下記に作品一覧を載せておきます。

(ありがたいことに、「ミリアム」をはじめ、いくつかの作品はご購入されたお客様から直接御連絡を頂きました。大切に所有してくださっていてありがとうございました。)

基本、転売作品へのメンテナンスはおこなっていませんが、過去に知らずに購入してしまった方もいらっしゃること、佐吉氏の手により作家が納品・提示した状態とは全く異なる姿で販売されていた作品があったこと、付属の衣装も失くされていたことも判明したので、こちらに関してはメンテナンス等も対応したいと思っています。


【作品一覧】

過去にマリアの心臓で販売されて、現在行方がわからない作品一覧です。

「モノクローム-アリス-3」2011年作
「白髪小僧」2011年作
「杏子(あんず)」2012年作
「キオン」2012年作
「幼子(おさなご)」2012年作

下記Contactが窓口になります。こちらに御一報頂けるとありがたいです。


【悪質転売者からの転売物】

こちらの記事の悪質転売者からの委託品を、マリアの心臓ですでに数体販売してしまっていることが判明しました(佐吉氏は最初「やっていない」と言っていましたが)

悪質転売者によって転売済み

この悪質転売者は、何度も同じ人形の手指を折り、また折れづらいであろう足指も破損、あまりに頻度が多いので一時修理・メンテナンスをお断りしたところ「それでは衣装を」と最初から色褪せた雰囲気に仕上げた学生服を「退色した気がするので」とメンテナンス依頼をしてきて、それも「元からそういった風合いですので」とお断りすると「じゃあ靴下のゴムが伸びたので…」と、メンテナンス依存というか、お人形や付属品の扱いも非常に荒く、転売された人形もどんな状態であったのかわかりません。

こういった事が起きるので、絶対に転売品を購入しないようにお願いいたします。

「花迷宮」2014年作 悪質転売者所有
「田舎医者の少年」2016年作 悪質転売者所有
「老天使EW-Ⅺ」2017年作 悪質転売者所有
「No.46 侵入」 悪質転売者所有
作品集にも載っているこちらのオブジェは横濱浪漫館(現:コルメキッサ)店長が欲しいというので過去に差し上げたものですが、悪質転売者が高額商品を購入した際におまけとして付いてきたそうです。
作家に許可無くおまけとして添付して、結果不本意な場所にあるわけですから、本当にこういった行為は止めてほしいなと思います。





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