立川東大和線関連(広域)

多摩南北道路「立川東大和線」は、東京都東大和市の上立野東交差点(新青梅街道交点)から東京都国立市の石田大橋北交差点(国道20号日野バイパス交点)までを結ぶ、重要な幹線街路の計画です。

構成される都市計画道路は、
・立川3・3・30号立川東大和線
・国立3・3・15号中新田立川線です。

ですが、

多摩南北道路の4車線(概ね)整備区間としては以上の区間である一方、これら一連の道路は行き止まりではなく、ひたすら続いていく環状道路となる計画です。

多摩南北道路より北側

■ 立川3・3・30号立川東大和線
芋窪街道の新道として、上立野東(新青梅街道)〜蔵敷公民館北(青梅街道)の区間で整備済みです。
さらに、蔵敷公民館北より先、村山貯水池堤体道路までを直線的に結ぶように、この都市計画道路の計画線が引かれています。
多摩モノレール脇から多摩湖まで一直線とは夢がありますね。

■ 村山貯水池堤体(多摩湖堤体)
2022年頃から工事が始まり、2025年まで整備が続いている村山貯水池堤体。2025年1月現在は車道と自転車歩行者道の整備が多摩湖横断部分のみ完成形です。
現在は青梅街道とを結ぶ急坂の道路をクネクネと上がると堤体に辿り着くようなイメージです。
芋窪街道と直線的に結ぶとなると、相当な急勾配の道路となりそうですが、本当に作れるのでしょうか…??

■ 県道55号所沢武蔵村山立川線
■ (仮称)所沢立川線
村山貯水池堤体道路の埼玉県側の入口では県道55号が直角に曲がります。堤体道路からは直進方向の道が(仮称)所沢立川線の道筋です。

(仮称)所沢立川線とは、この堤体道路から、次に紹介する「北野下富線」に繋がるように、現道を拡幅して整備する構想の幹線道路です。なんと、都市計画としては決定されていません。

西武ドーム(ベルーナドーム)の脇を通っていく道ですが、この道路は所々拡幅がなされており、前述の都市計画未決定という実態とは裏腹に、何らかの計画や意図を感じます。

ここを北上した先に「高橋(たかばし)交差点」があります。歪な四差路で、県道55号がまたもここでカクっと折れる地点です。昔から現在の県道55号にあたる道筋が主動線であったのか、斜めに繋がるような形状をしています。ということで先ほどと違いここは厳密には直角ではないようです。

(仮称)所沢立川線としてはこの交差点も曲がらず直進します。道路名称は「北野天神通り」に変わります。

■ 北野天神通り
■ (仮称)所沢立川線
ここの沿線は歩道の配分が西側と東側で激しく異なり、東側はまるで道路用地を事前占有しているかのように大きく確保されています。
計画決定後の早期事業化に備えて、所沢市が先買いでもしているのでしょうか?
さらに進むと県道179号所沢青梅線との交差点、「北野天神前」交差点に差し掛かります。

「県道所沢青梅線自転車歩行者道整備工事(北野天神前交差点測量設計業務委託)」
が2022年頃に入札開始されており、交差点の県道側拡幅計画は具体化してきているようです。交差するこの道路の形状変更も盛り込まれているのでしょうか?

ここから先はやや勾配がきついながら北上していき、国道463号所沢入間バイパスとの交差点に辿り着きます。「小手指ヶ原交差点」です。名前から歴史を感じますね。

小手指ヶ原交差点より北側は整備済みであり、北行は道なりに交差点を進むと違和感がないものの、南行はクランク状であり注意が必要です。

■ 北野下富線
国道463号所沢入間バイパスとの交差点、小手指ヶ原から先は都市計画決定済みの区間となります。「北野下富線」です。
ここからは「小手指陸橋通り」という名前が付いており、その名の通り小手指陸橋を越えます。これは西武池袋線を跨ぐオーバーパスとなっています。昭和54年3月に開通したものであるらしく、この区間はやや歩道が狭めです。

陸橋を越えると国道463号行政道路との交差点「小手指陸橋北」に差し掛かります。マミープラスが目印です。
ここより北側は幅員18mで整備されており、車道も歩道もかなり余裕があります。
ここを進むと、現在は「岩岡町交差点」で、北行南行の車線が大きな中央帯を挟んで分離された状態で県道所沢狭山線と交差する形となっています。
2025年現在は岩岡町交差点手前から「下富地区」方面まで西武新宿線をオーバーパスするための陸橋建設工事が行われています。大きな中央分離帯はそのためで、現在のこの道路は側道となります。

加筆中

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