それはどこに掲示するものですか?
事務所の開庁時間が変わるため、お知らせのポスターを掲示しています。
掲示する場所によって表現や強調する部分が変わります。
事務所の入り口に表示するのであれば、事務所名は小さい表示で問題ありません。「どこ」であるかは省略できます。変更内容のみを大きく表示すればよいでしょう。「なに」が変わるのかに集中できます。
しかし、ビル内の別の場所に掲示するのであれば、「〇〇事務所(当ビル◯階)」と主語を大きく表示しなければ相手に伝わりません。「どこ」の「なに」が変わるのかをきちんと伝える必要があります。
当事務所が献血の会場になることがあり、日本赤十字社からの依頼で、献血のご案内をするポスターをよく貼っています。
しかし、ポスターの掲示をお断りしたことがありました。それは、市役所の本庁舎駐車場で献血があるというポスターを当事務所に掲示するものでした。「本庁舎」と書いてあったとしても、文字だけであり、住所の表示や地図の案内もなく、当事務所での献血ではないかと場所を勘違いされて、市民にご迷惑をかけてしまう可能性があまりに高かったからです。職員が見ても「この日にうちで献血ってありましたっけ?ああ、本庁舎でしたか。」と勘違いしてしまうほどでした。
それはどこに掲示するものでしょうか。その情報を見る人はどこにいて、どんな前提がある人なのかに気をつけて、情報発信をしていきたいです。