読書ときどき音楽も#76
「メイン・ストリート・エレクトリカル・パレード」佐橋俊彦編曲
6月15日は千葉県民の日。そして千葉と言えば夢の国。かつて夢の国を象徴していたエレクトリカルパレードを吹奏楽に編曲したこの曲は思い出深い。バスクラリネット担当だった自分にとっては、クラリネットのようにバロック・ホウダウンを延々と奏でるわけでもなく、低音なのでいつものように力いっぱい白玉を吹くかリズムを刻むかと油断しているとそれはやってくる…中盤唐突に現れる「剣士の入場」のメロディーにかぶせるタンギング地獄!よりによって木管低音もすべて該当するのでさけられない。これについては本番よりも、練習中あまりにグダグダになったから顧問から該当パートひとりずつ指名で皆の前でさらし者になる恐怖…低音だとソロ以外でこんなことないと信じていたのに、そして次々と討ち死にして行く同期や後輩。(記憶が間違っていなければ高3の時だった気がする)…まあ、幸いに最高学年だったのでつっかからずに吹ききれたのがいい思い出だけれど、「このぐらいできて当然」と顧問はほめてくれなかったなあ。まあ、部員からは「ああ、あの先輩一応吹けるんですね」と理解されただけ良いか。でも、いま現役に戻れたとしても演奏したくない。聞くだけで満足です。