読書ときどき音楽も#156

「ナガノ展原画集」ナガノ(講談社)

 説明不要な「ちいかわ」の作者・ナガノさんの「ナガノ展」で展示・紹介されたものをまとめた本。いわゆる“画集”や“図録”というものにまれに手を出してしまうことがある。大体流行っているときにもっともっと情報や背景を知りたくて買うのだが、分かっていても値段にひるむことも多いのだけれど、ファンになった時期のタイミングが悪くチケットを取り損ね「ナガノ展」に結局行くことができなかったので原画集が発売されるとしって発売日を指折り数え値段を見ても躊躇せずに購入した逸品。(ただしポイントのつく書店で購入するところは我ながらせこい)
 完全デジタル作業なのかと思っていたけれど、下絵は結構書き込まれているし修正点もすごいなと感心。デジタルカラーもセンスのない自分からするとまさに神業。個人的に見れて嬉しかったのが手書き解説パネルの一覧。これを見るだけでも元を取った気がする。ちいかわ達の仮の名前のひどさよ…これに関しては現在のネーミングで良かったと思った。しかし推しキャラである“もぐらコロッケ”の誕生秘話があんな話だったなんて。もっと登場して欲しいなあ。

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