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衝撃!最新ドラマ「イカゲーム2」が他人事と思えない5つの視点
Netflix史上最も視聴されたドラマ、その続編がついに。
韓国ドラマ『イカゲーム』は、借金を抱えた456人が子どものゲームに挑むサバイバルドラマ。
勝者には456億ウォンの賞金が与えられるが、敗者には死が待っている。
今回のシーズン2は、前作のゲーム終了から3年後が舞台。ギフン(456番)は、巨額の賞金を手にしたにもかかわらず、再び命懸けのゲームに挑む。それはなぜか?
極限状態での人間の本質を鋭く描き出しており、自分の心のざらついた部分に触れる視聴体験だ。
ここでは非日常的に思える「イカゲーム2」の世界を、以下の5つの視点で私たちの日常につなげて考えてみる。
(1)パンをもらうか、宝くじをもらうか
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シーズン2の第1話で、セールスマンがホームレスに「パンか宝くじか」を選ばせるシーンがある。 これは、目の前の確実な利益(パン)と、不確実だが大きな可能性(宝くじ)の選択を象徴している。
私たちも日常で、安定を取るか、リスクを冒して大きな成果を狙うかの選択を迫られることがあるだろう。あなたはどちらを選ぶだろうか?
(2)金持ちは神で、貧乏人はゴミなのか
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ドラマのなかでゲームの主催側は、参加者たちを駒のように扱い、命をもてあそぶ。これは、富裕層が貧困層を支配し、価値を決める社会の縮図とも言える。
私たちの社会でも、経済的な地位によって人の価値が判断されることがあり、このドラマはその不条理さを強烈に批判しているように見える。
私は以前、東京・銀座で衝撃のシーンを見た。
銀座は私にとって「アートの街」。いつものようにギャラリーをまわっていると、いかにもお金持ちの女性が、多くの人が避けているホームレスに対して紙幣を手渡していたのだ。
ホームレスが人として扱われている様子に何だかホッとすると同時に、自分はホームレスを見下していなかったか?とドキッとした。
お金の話だけじゃない。私は上司が部下を見下すように扱う姿を見て、違和感を感じたことがある。上司は神なのか?
立場や財産だけが人の価値を決めるのだろうか?
(3)他人に流されるか、自分の信念に生きるか
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ドラマのなかで多くの人は、他者の影響で行動を決定する。脅されて意思決定したり、周りの人と同じ行動をしたり、である。
しかし主人公ギフンなど、他者の意見に流されず、自分の信念に従って行動する人もいる。ギフンはシーズン1とはまるで別人のようだ。
私たちも、社会のプレッシャーや他人の意見に流されてしまうことが多いように思う。小さなところでいうと、例えば1人が信号無視して道を渡ると他の人も渡っていくとか。
あるいは美術館で、どの順番で見ても良いはずなのになぜか律儀に混んでるところに行列を作って順番に見る人が多い風景も「思考停止」に見えてしまう。
今しようとしていることは「自分の意志」だろうか?
(4)リーダーになるか、フォロワーになるか
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このドラマを見ていると、当たり前だが「人は一人で生きられない」と痛感する。
人が複数人でまとまると、そこにはリーダーとフォロワーが生まれる。イカゲーム2では、軍隊での上下関係や、有名人とそれを追いかけるフォロワー、占い師と信者、親と子など、様々な人間関係が見られる。
それは組織やグループ内での役割分担や、リーダーシップの重要性を示している。
指揮を執るか?従うか?
誰を従えるか?誰に従うか?
あなたはどんなタイプだろうか?
(5)ピンチのとき、人に優しくできるか
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人を責めたくなるときは、自分に余裕がないときだ。
人に優しくできるときは、自分に余裕があるときだ。
いや、それでも。
イカゲーム2では、死と隣り合わせの極限状態の中でも、他者へ優しくする人と、他者を雑に扱う人がいる。人間性が試されるようだ。
話が進むにつれチーム戦もあり、参加者同士の裏切りや信頼が描かれる。 優しいのが良いに決まっているし、助け合いが良いに決まっているが、そうも言ってられない極限状態があるのだ。
このテーマは、私たちが日常で直面する倫理的なジレンマを反映している。
まとめ
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『イカゲーム2』は、フィクションでありながら、私たちの現実社会の縮図を描いている。
ここで取り上げた視点を通じて考えてみると、自分自身の価値観や行動を見つめ直す機会を提供してくれるのではないだろうか。
それにしても、なんていう終わり方だ。
私は流行り病からようやく回復しつつある日にこの流行りドラマのエンディングを見て、また病みそうになった。いや、とても面白かったからこそ、だ。
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