価値観を理解し合おう
予告編から既に感動しています。ペアチケットを買ったのは良いけど、プペルに興味のない奥さんをどう説得するか考えています。
こんにちは、コッシーです。
さて、僕の息子は一つの行為を気に入ると繰り返し行う習性があり、今息子の中でマイブームが【おじき】です。単にペコっと会釈するのではなく、深々と首(こうべ)を垂れキレイに45度以上に頭を下げます。
分団の上級生に「あはよう!」と言われると深々とおじぎをし、学校の先生から「さようなら」と言われると深々とおじぎをし、僕らから「おかえり」と言われると深々とおじぎをします。
本当に見事なおじぎを見せるので、その姿があまりに可愛くて僕は毎回キュン死にしそうになっています。#愛知県屈指の親バカ
贔屓目抜きにしても息子は圧倒的に可愛いので、息子のおじぎは周囲に大変好評で上級生からも「可愛い」と言われておりますし、放課後デイのスタッフさんたちはあまりの可愛さに動画を撮って「これ見てください!○○くんがおじぎするんです!可愛いでしょ~💛」と興奮気味に見せてくれました。いや知ってます(笑)
しかし人の価値観というは十人十色でして、全員が全く同じように思うことはあり得ないのです。
以前に【価値観の押し付けはやめよう】という記事に登場しました、息子の担任の先生ですが、児童のことを真剣に考えてくださる本当に良い先生なんですが、いかんせん価値観が僕らとは見事に合いません。
ほとんどの方が「可愛い」や「面白い」と言ってくれる息子のおじぎに関して、唯一その担任の先生だけが、「やめさせた方がいい」と言われます。
先生から見ると息子が深々とおじぎをする姿が滑稽に映り、周囲から馬鹿にされてるように見えてるみたいでした。
「周囲から息子さんは笑われています。息子さんが傷つく前にやめさせましょう」
悪気がないのも分かりますし、息子のことを心配してくれてることも分かるので、僕みたいな平和主義者は「了解でーす!」と笑って済ますことができますが、そうは出来ない人もおります。そうです。うちの奥さんです。
今回は残念ながら先生は僕ではなく奥さんに言ってしまいました。
奥さんは息子がおじきをすることに対して、息子を褒め称えていました。こんなことも出来るようになってすごい!と、とても喜んでいました。
そんな奥さんに「おじぎはやめさせた方がいい」と言うなんて自殺行為です。いい度胸しています。敵ながらアッパレです。いや敵ではない。
先生からそれを言われた時、奥さんは覇王色の覇気を発動し先生に食ってかかろうとしたそうです。しかしその刹那、二人の間を取り持つかのように息子が深々とおじぎをしたそうです。その姿を見て奥さんは覇気を出すのをやめたとのことでした。#そもそも覇気って何だよ
そして冷静になって考えた時、先生も息子のためを思って言ってくれてると思い直し、奥さんは先生に対しこんな風に言ったそうです。
「いつもお気遣いありがとうございます。先生が心配してくださる事はよく分かります。でも少しずつですが息子は出来る事が増えていっています。おじぎもその一つだと思いますので、私たちとしては無理にやめさせるのではなくしばらく様子をみていきたいと思っていますので、どうか先生も見守ってください。」
我が奥さんながらなかなかやりおる、と思いました。伊達に覇王色の覇気をまとっていません。僕が言ったことにして欲しいくらいです。
そう奥さんから言われると先生は、「こちらこそ差し出がましいマネをしてすみません。喜んで協力させてもらいます。」と言ってくれたそうです。マジでやりおるな。
価値観は人それぞれであり、自分の価値観にそぐわない相手に自分の価値観を押し付けるのではなく、それよりも相手の価値観を理解した上で自分の価値観を伝えた方が、相手とぶつかり合うことなく互いを尊重できるということを、息子のおじぎが教えてくれたような気がします。
本当に僕の息子は最高だと思います。#日本屈指の親バカ
現場からは以上です。それではまた。
コッシー